日本の人気映画をリメイクした舞台劇「ザ・マジックアワー」、上海で公演開始
日本の「国民的喜劇の巨匠」三谷幸喜の代表作を舞台化した、鄭雲龍、閻楠主演の舞台劇「ザ・マジックアワー」が25日夜、上海大劇院で全国初公演されました。
舞台劇「ザ・マジックアワー」のリハーサル風景。(写真・主催者提供)
舞台劇「ザ・マジックアワー」の物語は、海辺の小さな町で起こります。旅館の支配人、備後登が「ヤクザのボス」天塩会長の愛人と浮気をし、思いがけず明るみに出てしまいます。生き延びるために、備後登は天塩会長が探している伝説の殺し屋を自分たちの一味に連れてくることができると偽り、監督に成りすまして、無名の代役俳優、大樹を自分の映画に出演させました。初めて主演することになった大樹は、備後の恩に報いるために、全力で殺し屋の役作りを始めました。そして、マジックアワーが幕を開ける……。
中国本土のミュージカル・演劇・映画俳優であり、初めてプロデューサーを務める鄭雲龍は、久しぶりにコメディ役を演じました。そのユニークな冷めたユーモアは「村田大樹」の役にぴたりとはまりました。そして、中国本土の俳優・監督・脚本家である閻楠は、「劇中劇」の「役者」を演じ、自身の役者人生の経験や思いを役に込め、新たな姿でコメディの舞台に挑戦しました。
一方、舞台演出の面では、伝統的な視点の風景に革新的なマルチメディアを融合させ、映画セットの雰囲気を作り出しています。監督の李任は、観客にマジックのようなスムーズなシーンの転換を届けたいと、出演者たちは場面転換の試行錯誤とリハーサルに多くの時間を費やし、また、エンディングの物理的な特殊効果の使用も非常に衝撃的で、観客を劇の想定に引き戻し、舞台と舞台裏の魅力に焦点を当てたと述べました。
紹介によると、舞台劇「ザ・マジックアワー」は、大麦Mailive・希肯琵雅・仙童戯劇・鄭雲龍工作坊・豆豆希望がプロデュースし、仙童戯劇・「当然有戯」・山後練鞭工作室が共同で制作しました。この劇は上海で6回連続公演され、その後2ヶ月間の全国ツアーが予定されています。
情報源:中国新聞網・上海