第23回中国上海国際芸術祭 イベント発表
中国上海国際芸術祭センターによると、第23回中国上海国際芸術祭は10月18日から11月17日まで開催されます。
今回の芸術祭で、さまざまなジャンルの約250項目の合計700以上のイベントが開催される予定です。そのうち、メインセクションの57の舞台の計168回の公演が行われ、36の国と地域から約5000人の芸術家が参加します。9割以上が初めて上海で公演を行います。メインセクション公演のチケット総販売枚数20万枚近くです(現在25舞台のチケットは販売開始)。有名芸術団体の水準も初公演の割合も過去最高を記録しました。20の展示会のうち、初展示の割合が85%に達しました。
海外からの公演が全体の約6割を占めました。今年上半期のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の上海公演に続き、芸術祭期間中、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン交響楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団など世界的に有名なオーケストラが上海に集結し、壮大な交響盛会を作り上げます。2024年パリオリンピックの開幕式に輝いたチャイコフスキー国際コンクール優勝者のアレクサンダー・カントロフとショパン国際ピアノコンクール優勝者のラファエル・ブレハッチの2人のトップピアニストが芸術祭で初の中国訪問を達成します。ボリショイ劇場バレエ団とマリインスキー劇場バレエ団は、それぞれ「スパルタカス」や「ラ・バヤデール」といった古典バレエの魅力を300人近い豪華な顔ぶれで披露し、世界トップクラスのバレエ団の風采を見せます。
展示会について、潘玉良、賀慕群、劉海粟などの上海流派を代表する人物の記念展や、エリザヴェータ・ボロディナ(Elizaveta Porodina)、セザール・ピエット(César Piette)、尹秀珍、沈少民など国内外の芸術家の個人展、ART021アートフェアなどの主要な展覧会が開催されます。
テーマ企画は、シェイクスピア生誕460年、プッチーニ没後100年、ブルックナー生誕200年などの重要な節目に焦点を当て、複数のバージョンの「ハムレット」やプッチーニのオペラ「トスカ」の夜音楽会を綿密に企画し、芸術の巨匠たちに敬意を表します。
上海歌舞団による舞劇『李清照』(チャイナデイリーに提供される写真)
また、中国の物語をうまく語り、上海の素晴らしさを展示し、伝統文化に新た息吹を吹き込むために、今回の芸術祭では、「詩宴・人文匯」というテーマをめぐり、江蘇省演芸集団昆劇院の昆劇「詩宴・唐才子伝」および重慶京劇院、成都京劇研究院の京劇「薛濤」などの作品が上演され、歴史上の有名人の姿を革新的な視点で再現し、中国文化のロマンを伝えます。
さらに、北京人民芸術劇院は12年ぶりに上海に「滞在」します。老中若三世代の優れたアーティストが集まり、1ヶ月間に「茶館」「嘩変」「日の出」「杜甫」「正紅旗の下」など 5つの主要な演劇を上演し、北京人民芸術劇院の独特な舞台スタイルを披露します。同時に、上海話劇芸術センターの舞台劇「長恨歌」、上海文広演芸集団の舞台「繁花」、ミュージカル「愛の神話」、方言舞台劇「魔都美人」などの「上海プロダクション」が披露され、上海風文化の独特の魅力をPRし、そして北方の演劇と照り映え、語り合います。
今年の芸術祭は、新たな芸術人材も育成します。今年の「青年支援プログラム」には、9つの国と地域のアーティストから293件を超える応募が集まり、熾烈な競争の結果、9つの舞台芸術作品と2つのビジュアルアートプロジェクトが選出されました。
情報源:中国上海国際芸術祭公式ウェブサイト