上海の芸術家・張吉の海派書画芸術サロンが東京で開催
11月7日、東京のランドマーク建築「白金THE SKY」展示ホールにて、上海出身の芸術家・張吉の「絢AYA:海派書画芸術サロン」が開かれました。当日、「海派芸珍」とのコラボによる文化クリエイティブシリーズも同時に初公開されました。
イベントポスター(写真・上観新聞)
海派芸術の優れた代表として知られる張吉は、中国の清末民初の著名画家・呉昌碩門下の4代目の継承者です。彼女は大写意花卉を主に手がけ、「古を承ける」ことを基本に、師昌碩の「書をもって画に入る」技法を深く研究しつつ、「革新」を旨とし、現代的な美意識を伝統的な画筆に融合させ、「古をもって今を養う」という創作理念を実践しています。彼女の画風は「骨に金石の気を含み、韻に雅逸の風を帯びる」と評され、独自のスタイルを確立し、新時代の海派芸術の精神的なスタイルを示しています。
張吉は長年にわたり中国伝統芸術の弘揚に尽くし、数多くの全国的な書画展に参加してきました。また、日本、シンガポール、カナダ、ベルギー、イタリアなどで海外展を開催し、幾度も栄誉を受けています。彼女の作品は国礼として中国内外の来賓に贈られ、常に高い評価を得てきました。
彼女は中華の優れた伝統文化を現代生活に溶け込ませることを重視し、海派写意の精神と現代的な美意識を兼ね備えた優れた作品を生み出しています。今回の東京サロン展では、吉祥を寓意する、色彩の麗しさが目を引く新作の彩墨画作品が多数展示されています
左から:呉昌碩の曾孫・東京国際呉昌碩芸術院長の呉超、元東京都日中友好協会副会長・永田哲二、張吉(写真・上観新聞)
芸術サロンの会場には多くの賓客が集い、呉昌碩の曾孫で東京国際呉昌碩芸術院の呉超院長、元東京都日中友好協会副会長の永田哲二氏、日本華人文連の晋鷗主席、日本華人美術家協会の王子江会長、全日本華僑華人社団連合会の林立執行会長らが挨拶し、海派芸術の精神に対する高い評価と祝意を表しました。
イベント来賓の記念撮影(写真・上観新聞)
長年にわたる海外での遊歴は、張吉に芸術の色彩的境界を大きく拡げました。彼女は独自の調色法を用い、ヨーロッパや日本から取り寄せた新しい顔料を国画の創作に取り入れ、かつてない視覚的な衝撃を与えています。
出典:上観新聞