「中国LBEグランド展・世界巡回展 日本初展」が開幕
6月2日、2025大阪・関西万博の共創パートナー・アジアグリーンライフアートフェスティバルの重要な構成部分として、「中国LBEグランド展・世界巡回展」が日本の大阪文化館で正式に開幕しました。これは中国のLBE(Location-Based Experience、オフライン没入型体験)文化ブランドが初めて集団の形で海外へ進出した事例です。

6月2日、「中国LBEグランド展・世界巡回展」が日本の大阪文化館で正式に開幕。(写真・上観新聞)
今回の展覧会は王小慧芸術館が企画・主催し、展示内容は「敦煌・千色の旅」「秘められた秦陵」「シルクロードの幻の旅」「唐宮夜宴」「海昏侯国の秘密解明」など十数件の中国発のLBE没入型IPプロジェクトをカバーしています。また、中国初の現代アートLBEプロジェクトである王小慧の「赤い子供・青い蝶」や、自然・テクノロジー・未来をテーマとした「パンダの世界」「宇宙への旅」「メタバース大冒険」などの革新的プロジェクトも含まれています。
これらの作品は、初めてVR、AR、XRなどの先端デジタル技術を駆使し、中華文明の至宝と五千年の文化的記憶を没入型体験として海外の観客に紹介し、歴史と未来をつなぐ東洋文明の饗宴を展開することで、アートとテクノロジーの融合分野における中国若手クリエイターの卓越した実力を鮮明に示しました。
開幕式において、同展のキュレーターを務める肖関鴻館長は、「LBEグランド展の世界巡回展が大阪を最初の開催地に選んだ理由は、現在開催中の大阪・関西万博が国際交流の大舞台であるからです。私たちは大阪から出発し、世界へと羽ばたきます」と述べました。
発表会に参加した中日の文化界・メディア関係者が展覧会場でプロジェクトを体験した際、まず目に飛び込んできたのは数万本の赤いリボンが創り出す圧巻の空間でした。これは王小慧の芸術作品特有のシンボルです。多くの日本人観客は初めて大規模VR空間を体験し、「素晴らしい!中国のVR技術がここまで進んでいるとは思わなかった」「中国の現代芸術に対する認識が完全に覆された」と感想を語りました。
出典:上観新聞