2025年国際(上海)無形文化遺産保護フォーラム、第十五回国際伝統芸術招待展が開催
無形文化遺産は世界各国の人々にとって貴重な文化資源であり、その保護は全社会と全人類の共通の責任と願望です。6月5日、国際間における無形文化遺産保護の経験交流を強化するため、「2025年国際(上海)無形文化遺産保護フォーラム」が上海で開催されました。

2025年国際(上海)無形文化遺産保護フォーラムの様子(写真・上観新聞)
フォーラムは「多様な美――無形文化遺産保護の多角的展開」をテーマに、無形文化遺産の多様な表現形式と社会参加メカニズムをめぐって、「無形文化遺産保護の多様性とグローバル視点」「無形文化遺産保護への社会的参加と文化的アイデンティティ」「技術と革新による無形文化遺産保護の促進」の3大議題を設定しました。しかも、中国や日本、スペイン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、キルギス、インドネシア、ルーマニア、バーレーン、イギリスなどの国々から招いた専門家・学者および無形文化遺産継承者が、各国における無形文化遺産の継承メカニズム・デジタル革新・公衆参加・国際協力などの分野における実践と探求について議論を交わしました。

第十五回国際伝統芸術招待展が同時に開催。(写真・上観新聞)
フォーラムと同時期に開催された第十五回国際伝統芸術招待展は、「多様な美」をテーマに、38カ国から集結した芸術品を通じて文化の多様性を鮮やかに示すとともに、伝統芸術の生きた継承と国際交流を促進しました。
日本の芸術家たちは神技とも言える陶芸と金工品を披露し、自然と生活への詩的まなざしを展示しました。フランスやスペインの芸術家たちは様々な様式の彫刻を展示し、現実と幻想の狭間で素材が織りなす空間のダイナミズムを構築しました。中国の芸術家たちは、温雅な玉彫、羽衣のような華麗な刺繍、精緻を極めた核彫、古典的な陶磁、そして複合素材による総合芸術作品を通じて、伝統と現代の間で新たな表現様式を開拓しました。
出典:上観新聞