日本の写真家、川内倫子の個展が上海で開催
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2025-02-11
(写真・Fotografiska)
春の訪れとともに、2025年2月21日より、Fotografiska影像アートセンターとSIGMA(中国)が共同で、川内倫子の個展「遠く輝く星、手の中に輝く」をFotografiska影像アートセンター(上海市静安区光復路127号)で開催します。展覧会は2025年6月22日まで開催されます。
国際的に高い評価を受けている日本の写真家、川内倫子は「生活の詩人」と呼ばれており、そのユニークな芸術的視点と繊細で詩的な影像表現で知られています。2001年、日本の新人写真家にとって最も重要な賞である木村伊兵衛写真賞を受賞し、一躍国際的に注目される写真家となりました。川内はパリのカルティエ現代美術財団、ロンドンの写真家ギャラリー、ゴーテボリのハッセルブラッドセンターなど国内外のグループ展に参加したり、個展を開催したりしています。
川内倫子は日常生活の細部を捉えることを得意とし、柔らかな色彩とダイナミックな光によって、私たちを取り巻く瞬間の美しさを囁くように表現し、私たちと「世界」との間の微妙で絶え間ない相互作用を非常に感性的なトーンで描写します。一見平凡に見える一瞬一瞬が、川内倫子のレンズを通すと温かさと深い力を放ち、まるで生命の秘密と時の流れを静かに語りかけるかのようです。彼女は繊細な観察者であり、その影像によって「生活」についての哲学的な詩をゆっくりと述べるのです。
また、展示会の初日21日には川内がFotografiska影像アートセンターを訪れ、同日にはSIGMA上海展覧ホールで書籍のサイン会を行います。2月22日には、Fotografiska影像アートセンターで観客との対談と書籍のサイン会も行われる予定です。
出典:Fotografiska