伝統の中に新しさを感じる 「今潮8弄」の元宵節の廟会
巳年の元宵節が近づいた2月9日、浜港商業センターの「今潮8弄」で「楽江南」上海風の元宵節の廟会(縁日)が始まりました。この廟会は伝統的な要素と新しい要素を融合させており、市民と観光客はここで伝統的な元宵節の風習を体験することができ、また、昔ながらの娯楽と交流にも参加することができます。
福の字を贈る店主の祝福がこもる品物。 (撮影・邢千里/文匯報)
拓印の屋台には長蛇の列。 (撮影・邢千里/文匯報)
現場では、異なるテーマの「古めかしい屋台」の店主が漢代や唐代の服装を着て、新年の祝福を書いた掛け軸や赤い燈籠と引き立て合って、この百年歴史のある路地には新年の風情が大いに溢れていました。廟会に参加する市民や観光客は、8つの屋台の前に列をなし、子供連れの家族の多くは、一緒に伝統的な手工芸のプログラムを体験するためにここにきて、伝統の中に新しさを感じています。
革新的な演出で人々を惹きつける影絵人形劇。 (撮影・邢千里/文匯報)
感動的な大鼓の演奏。 (撮影・邢千里/文匯報)
廟会では昔ながらのパレードが行われ、京劇、大鼓、中国舞踊などの多様な芸能の他、影絵人形劇、四川劇の変面などの無形文化遺産のプログラムも集まっていました。影絵人形劇の『狐假虎威』の公演では、3人の役者が物語の表現方法を工夫し、この故事成語のもとになった物語を子供たちにも理解しやすいように脚色していました。また、現場には楽器がなく、すべての効果音は語り手の役者がスマートフォンを操作して実現していたのが新鮮でした。
元宵節の当日、ピアニストの李瑋捷は13人のアーティストを率いて「楽・江南」上海風の元宵節の音楽会を開催します。この音楽会では、評弾、昆曲、京劇、ミュージカル、協奏曲など多様な芸術形式を融合させ、十数曲の中国と西洋の古典音楽を演奏し、マルチメディアの国境を越えたパフォーマンスをもたらします。
この廟会は2月16日まで続きます。
出典:文匯報