日本アニメ・漫画原画芸術展、時代を超えた芸術鑑賞を創造

japanese.shanghai.gov.cn| 2024-09-26

9月7日から12月2日まで、上海又又センターで「日本アニメ原画芸術展」が開催されます。今回の展覧会は「お久しぶり、ここで待っているよ」をテーマに、20近くの名作アニメIPと協力し、思い出いっぱいの、科学普及教育の役割もあるアートショーを作り上げました。

松本零士のサイン入りカラー原画の前に立ち止まる観客。写真・陳龍/文匯報

今回の展覧会では、原画・セル画展示ホール、ポスターギャラリー、コスプレパフォーマンス・インタラクション、記念品づくり、グッズ販売などの展示エリアが設けられ、合計1500㎡の二次元芸術の没入型空間をつくられました。

上海で開催される「日本アニメ原画芸術展」で展示される原画・セル画はすべて本物で、各作品には権威ある機関が発行する鑑定書が付いており、国内のコレクターに芸術交流と鑑賞の機会を提供します。

時代の変遷とアニメ制作技術の進化により、現存する原画・セル画は少なくなっているため、本展覧会で展示される原画・セル画の価値は想像を超えることが多く、例えば、松本零士の4枚のサイン入りカラー原画の価値は人民元で7桁に達すると言われています。

写真:鳥山明(左)、宮崎駿(右)のサイン入り原画は、来場したファンがほぼ必ず撮影します。(写真・陳龍/文匯報)

写真:アニメの制作過程にかんして紹介されている展覧会出口付近の壁。(写真・陳龍/文匯報)

日本で開催された「日本アニメ原画芸術展」に行ったことのある観客からは、今回の上海で開催された「日本アニメ原画芸術展」はより親しみやすくなり、原画・セル画の価値の高さや、原画の高い芸術性だけでなく、知識の普及やエンターテイメントのコンテンツも組み込まれているので、「芸術というものは難解で、退屈で、真面目な場所である」という一般の人々の固定観念打ち破られたという声が聞かれました。

展覧会の出入り口には、原画とは何か、セル画とは何か、アニメ制作過程で原画やセル画がどのような役割を担っているのかを紹介するイラスト入りのパネルが2つ設置されています。多くの来場者はここで足を止め、これらのパネルを読み、アニメーション芸術に対する理解を深め、好きな作品との繋がりを深めていました。

コスプレイヤーの桜(左)、キッド(中)、静香(右)パラパラマンガ制作会場にて。(写真・陳龍/文匯報)

会場内の手描き壁面のエリアでは、来場者は主催者に招かれたコスプレイヤーと一緒に写真を撮ったり交流をしたり、また、じゃんけんに勝つとちょっとしたプレゼントがもらえます。その他、パラパラマンガの記念品制作の会場では、コスプレイヤーが6秒間のパラパラマンガの撮影を実演し、大勢の観客の注目を集めていました。紹介によると、会期中の毎週末14:00-18:00に数人のコスプレイヤーが常駐する予定です。

出口付近のグッズ販売エリア。(写真・陳龍/文匯報)

展覧会の出口には、正規の公式グッズなどが販売されているコーナーもあります。

情報源:文匯報