中国古代科学技術文物展は上海奉賢で開催
「巧同造化 中国古代科学技術文物逸品展」は6月18日、上海市奉賢博物館で開幕しました。同展は10月18日まで続きます。
文化財以外、科学技術に関する知識の説明も展示されています。(写真・上海奉賢区、以下同)
全国30以上の文化・博物機関から124点(組)の文化財は展示されています。「天地造物」「古を遡り珍を拾う」「星河の如く」の3部分から構成される今回の展示は、紙、シルク、青銅器、陶磁器、建築物などの国宝レベルの文化財を通して、古代中国の科学技術の原理を再現し、古代中国の科学技術文明の奥深さを反映します。
奉賢博物館の張雪松館長は、古代の科学技術について語られる物語はたくさんあり、それの物語を文化財を通して明らかにすべきだと考えているといいます。陶器はどのようにして磁器になったのですか? 窯はどのように進化してきたのですか? 澆紙法と抄紙法の違いは何ですか? 青銅器が鋳造法によって作られたか、それともロストワックス製法で作られたのかをどうやって見分けることができますか? そられの疑問の答えを今回の展覧会で見つけるのができます。
張雪松館長は記者団に対し、人々が古代の科学技術への理解は四大発明にとどまることが多いですが、実際には古代中国の科学技術は歴史を通じて星のように明るく、海のように広大であると述べました。この展覧会は、古代科学技術の発展の流れを明らかにして、古代中国の科学技術レベルの高さと世界における地位を理解してもらうことを目的としています。
商代の陶器の破片5点が展示され、実際に触れることができます。
文化財を身近に感じてもらうために、展示エリアには3000年以上前の商代の文化財である盤龍城遺跡博物館の陶器の破片が5点展示されています。来場者はガラスケースの中に手を伸ばし、自分の手で文化財を触り、その風合いや歴史的な痕跡を感じ、時間の経過とともに変化した陶器の質感を比較することができます。
展覧会期間中、展示品の更新を続け、いくつかの国宝レベルの貴重な文化財が次々と公開します。最も注目すべきものの1つ、「中華第一灯」として知られる西漢の長信宮灯は、8月に展示される予定です。
情報源:The Paper