上海地下鉄、銀行カード・デジタル人民元ハードウェアウォレットによるタッチ決済乗車サービスの試験運営が全面実施へ
上海地下鉄は、マグレブトレインで銀行カード(主要国際ブランドを含む)およびデジタル人民元ハードウェアウォレットによるタッチ決済乗車サービスの試験運営に成功したことを受け、その試験範囲を軌道交通全線(市域線を含む)へ拡大しました。
乗客は銀聯、VISA、マスターカード、アメリカンエキスプレス、JCBなどの主要ブランドのタッチ決済機能付きカードやタッチ決済対応スマートフォン、または中国人民銀行デジタル通貨研究所の基準を満たす各種デジタル人民元ハードウェアウォレットを利用して、全線各駅の自動改札機のカード読み取り部にタッチするだけで、迅速に通過できます。
第一段階のマグレブトレインでの試験運営状況を踏まえ、乗客が各種銀行カードまたはデジタル人民元ハードウェアウォレットによるタッチ決済乗車サービスを利用する前に、必ずサインレス決済機能を有効にするとともに、カード内に十分な残高や信用限度額があることを確認するよう求めています。利用中に問題が発生した場合は駅のサービスセンターで対応してもらえるほか、発行元の銀行や関連機関に連絡することもできます。また、全路線の試験運営に関する意見や提案も歓迎します。
一部の問い合わせ先は次のとおりです。
上海地下鉄サービスホットライン:(021)64370000
銀聯カスタマーサービスホットライン:95516
交通銀行カスタマーサービスホットライン:95559
デジタル人民元カスタマーサービスホットライン:956196
上記のホットラインはすべて24時間体制で受け付けています。
現在、上海軌道交通ネットワークは規模が大きく、総運営距離が896キロで、21路線517駅が設けられており、毎日全市の公共交通の利用の77%以上を担っています。この新しい決済機能の全面的な試験運営によって、インバウンド客は上海での移動がより便利になり、都市部の主要な文化・観光・商業・スポーツ・展示会施設までよりスムーズかつ効率的にアクセスできるようになり、上海のビジネス環境最適化・外国人観光客誘致・都市活力喚起のための公共交通サービス基盤をさらに強化します。
出典:WeChat公式アカウント「上海地下鉄shmetro」