日本の大学生が上海青浦区を訪問

japanese.shanghai.gov.cn| 2025-09-02

8月29日、中華人民共和国駐日本国大使館、新民晩報社、青浦区政府新聞弁公室、日本東方新報が主催するイベント「日本の大学生が中国を見る・上海青浦編」が開幕しました。歓迎会では、日本人大学生たちがご当地グルメを味わい、揺快船や船拳などの無形民俗文化財を体験し、快板(拍子をとる竹製の楽器)の初心者向けレッスンを学び、悠々とした旋律を奏でる古琴の演奏を鑑賞しました。

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イベント開幕式での記念写真(撮影・徐程/新民晩報)

8月30日、「日本の大学生が中国を見る」訪問団は日立電梯(上海)有限公司を見学しました。神戸市外国語大学の加賀谷風月さんは、今年2月に上海市青浦区を訪れた経験があるが、日本を代表する大手企業「日立」が青浦区に支社を置いたことは知りませんでした。彼女は、「将来機会があれば、ここで働きたい」と話しました。見学後の座談会では、日本の大学生たちから「日本の大学生には、ここでインターンシップに参加する機会はありますか?」「ここで働くにはどのような能力が必要ですか?」といった質問が相次ぎました。

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 座談会で質問している日本人大学生(写真提供・主催者)

青浦区委員会宣伝部副部長、青浦区新聞弁公室主任の周思琴氏は、若者たちを温かく迎え入れました。同氏は、青浦区の青峰人材政策をはじめ、次世代情報技術、現代物流産業、ハイエンドスマート製造などの重点的に発展する産業、および地元と日本の農業協力について詳しく紹介し、日本人大学生訪問団に卒業後の中日協力に関与する無限の可能性を示しました。データによると、現在青浦区には約190社の日系企業が進出しており、納税ランキングトップ100に入ったユニ・チャーム、ピジョン、日立エレベーターなどのリーディングカンパニーも含まれています。

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船で朱家角古鎮を観覧ている訪問団(写真提供・主催者)

朱家角古鎮でのんびりとした船に乗り、水辺に建てられた古い家屋や、中国古代衣装をまとった少女たちを見ていると、まるで絵巻の中にいるかのような気分になります。父の仕事の関係で上海に9年間住んでいた日本中央大学の中山怜さんは、「上海都市部の喧噪を離れるのは初めてで、静かで穏やかな上海の一面を見ることができました」と語りました。

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 朱家角でお茶を飲みながら評弾を鑑賞している日本人大学生(写真提供・主催者)

一日の旅を終え、加賀谷風月さんは朱家角と青浦の魅力に惹かれたと語りました。彼女は今回の経験をSNSで共有し、より多くの人々に本当の中国、そして本当の上海を見せたいと考えています。また、日本中央大学の吉田彩乃さんは、漠然とした大学生活の中で、実際に訪れることで中国をより深く理解できると感じています。

出典:上観新聞