中日の若者が語る「私たちが見た上海」
上海を自分の目で見るとどんな感じになるでしょうか?9月4日、「私たちが見た上海」中日大学生交流会が上海報業ビルで開催されました。交流会には、早稲田大学、慶応義塾大学、中央大学など日本の名門大学の約50名の大学生と華東政法大学、上海理工大学などからの中国人大学生が参加し、「私たちが見た上海」について話し合いました。
偏見を打ち破り、より広い世界を見る
今回の訪問団に、初めて上海に来た人もたくさんいますが、すでに中国について自分なりの理解を持っている人もたくさんいます。中央大学の学生、青山侑樹さんは中国に来るのが4回目ですが、毎回新たな発見があり、「中国は本当に何度行っても飽きない場所です」と話し、今回は上海で改めて中国の発展スピードに感銘を受けたといいました。「日本の大学生が見る中国」などの交流活動は両国の国民がお互いを理解する良い機会であり、今後もこのような活動がより多く行われることを期待していると述べました。
都市散策の学生たち(写真・新民晩報)
上海の街並みは慶応義塾大学の中尾洋介さんの印象に残りました。「超高層ビル群、伝統的な住宅…上海の街を歩いていると、同じ街の中にさまざまな建物が共存していることに気づきました」。上海は古今東西の文化のエッセンスを取り入れていると感じたといいました。
「1週間という短いスケジュールでは、ここの人文や文化を十分に理解することはできないかもしれません」と上智大学の留学生邵楚宜は言いました。偏見を打ち破り、より広い世界を見ることができ、重要なのは私たち若い世代が常に旅をしているということがわかりました。
共に歩み、仲間をよりよく理解
上海での数日間、両国の若者はお互いをより深く知ることができました。華東政法大学の大学院生、張小安さんは、黄浦江観光クルーズでカメラに向かって中国のポップソングを上手に歌っていた日本人学生のことや、テレビドラマ「繁花」を見るのが大好きだという学生のこと、上海のタピオカを味わいたいという学生のことを覚えています。「仲間として、私たちには多くの共通点があることがわかりました」。これこそコミュニケーションの意味だろうと張さんは言いました。コミュニケーションを通して、お互いに多くの違いがあることに気づきますが、コミュニケーション自体が双方の相互理解を深めます。個人の視点から見ても、中日関係の視点から見ても、こうした「共通点」と「相違点」を客観的認識することは非常に価値があります。中日関係の将来には、より多くの若者が固有の固定観念を打ち破ることが必要です。
浦江でナイトツアーをする学生たち(写真・新民晩報)
上海理工大学の学生、徐昊珉さんは、「彼らは中国の長い歴史、豊かな伝統芸術、独特の民俗習慣、そして急速な社会発展に非常に興味を持っています」と話ました。徐さんに最も印象に残ったのは日本人仲間の中国文化に対する「好奇心」です。開かれた心で体験し探究したことは、中日の若者の交流と理解を促進するだけでなく、両国文化の継承と発展に新たな活力を注入しました。
華東政法大学の学生、張婧さんは日本人の仲間たちと上海を探索しているうちに、故郷の魅力を改めて発見したと言いました。上海は中国と日本の人的交流において重要な役割を果たしています。このイベントを通じて、中日の若者がお互いの本当の姿をもっと知ることができ、将来的には両国の人的交流の架け橋になれると彼女は信じています。
復旦大学新聞学院を見学する日本人大学生(撮影・張龍/新民晩報)
中日両国は一衣帯水の近隣です。上海市人民対外友好協会アジア処の唐為紅処長は、若者には無限の可能性があり、重要な使命を帯びると話しました。みんなが協力して、知恵と行動に通じて、両国の相互理解と信頼のために青春の力を捧げること期待していると付け加えました。
情報源:新民晩報