フォーミュラEが上海都心部へ スピードと文化の融合を描く
2025フォーミュラE上海大会の開催直前、フォーミュラEは上海黄浦区と共同で「FEが黄浦に出会う」というテーマイベントをスタートし、ロードショーを華やかな幕開けとし、一連の文化・商業・スポーツ・観光イベントを通じて、世界に黄浦区の建築様式と文化・風情を発信しました。

フォーミュラE GEN3 Evoレーシングマシンで黄浦区の街中を駆け抜けるセバスチャン・ブエミ選手(写真提供・範煜昊/WeChat公式アカウント「上海黄浦」)
イベント当日、エンヴィジョン・レーシングのドライバー、セバスチャン・ブエミ選手がフォーミュラE GEN3 Evoレーシングマシンを駆り、黄浦区の街並みを駆け抜けました。外灘源を出発し、外灘、老市府、南京東路、大世界、新天地などのランドマークを通り、最後に有名な豫園老街に到着しました。「これは上海を体験する全く新しい方法だ。この歴史的瞬間に立ち会えることを大変光栄に思う」と彼は語りました。
注目すべきは、今回の特別企画が中国モータースポーツの新たな歴史を刻んだことです。フォーミュラEは上海都心部を走行した初の国際トップクラスのスポーツカーレースとなりました。クローズドサーキットと異なり、フォーミュラEの伝統的な市街地コースが都市景観をそのまま競技場に変え、観客は至近距離でモータースポーツ文化と街の鼓動の激しいぶつかり合いを体感できます。

フォーミュラE GEN3 Evoレーシングマシンで黄浦区の街中を駆け抜けるセバスチャン・ブエミ選手(写真提供・範煜昊/WeChat公式アカウント「上海黄浦」)
フォーミュラEの共同創設者兼チーフ・チャンピオンシップ・オフィサーのアルベルト・ロンゴ氏は、「上海の電動レーシングカーへの熱烈な歓迎は、中国が世界のEV革新と応用を牽引する存在であることを鮮明に映し出している。フォーミュラEの中国復帰は熱烈な反響を呼び、持続可能な発展という社会の共通理念にも応えている。これは中国における私たちの旅のほんの始まりにすぎない。フォーミュラEを現地に根付いた文化的シンボルとして育て上げ、サーキットの内外で持続的な影響を残していくことを目指している」と語りました。
イベント翌日、フォーミュラE主催の「グローバル持続可能性とイノベーションフォーラム」が上海老市府大楼で開幕しました。「変革・加速、活力あふれる上海」をテーマに掲げる同フォーラムでは、世界各業界のリーダーたちが集結し、持続可能な発展とイノベーション分野の戦略的方向性を共同で議論しました。
出典:WeChat公式アカウント「上海黄浦」