上海メジャー決勝戦が開催、世界中のCSプレイヤーが注目
(写真・主催側)
12月12日から15日まで、ノックアウトステージを経て、2024年CSメジャー(上海メジャー)決勝戦が東方体育センターで開幕し、決勝に進出したThe MongolZ、Vitality、Team Liquid、G2 Esports、Heroic、Faze Clan、MOUZ、Team Spirit の8チームはが熾烈な競争を繰り広げ、優勝を争いました。現在最も国際化が進んでいるスポーツ射撃系eスポーツイベントとして、CSメジャーは世界で最も影響力のあるeスポーツ大会の1つであり、今年初めてアジアに上陸し、上海の「グローバルeスポーツの都」の構築において重要な成果となっています。
イベント規模は過去最大
今年世界最高峰のeスポーツイベントとして、初めて上海で開催されるCSメジャーは、その規模と国際化程度は過去最高レベルに達し、上海は世界中のCSプレイヤーの注目を浴びました。CSメジャーの開催により、上海がリーグ・オブ・レジェンドワールドチャンピオンシップ決勝戦、DOTA2 Dota 2 ジ・インターナショナル、CSメジャー大会という 3つの国際トップeスポーツイベントを開催した世界初の都市となりました。
決勝戦現場の様子(写真・上観新聞)
18歳のForeverは今年、ライブ配信プラットフォームを通じて上海メジャーを観戦し、1試合も見逃さなかったといいました。「上海メジャーは最高レベルのCSイベントです。中国で開催されるのは今回が初めてで、ホスト国である中国のチームRAも欠席することなく、自分の力で出場権を獲得しました。これまでのノックアウトステージでも逆転勝利を収める素晴らしいパフォーマンスを見せ、中国プレイヤーたちに視覚的な楽しみを提供しました」。
Foreverは浙江省に在住し、現在は同省の大学の1年生です。「上海のeスポーツの雰囲気はとても良く、ファンはとても熱心で、多くの外国人選手が上海をとても気に入っています」と話しました。プレイヤーが多いですから、決勝戦のチケットはすぐに完売したと同氏は説明しました。「今はまだ学生なので、経済的に余裕があれば、将来は上海にeスポーツの試合を観に行きたいです」。同氏はまた、一般プレイヤー向けのeスポーツ大会に参加する機会を期待しているといいました。
eスポーツが主流に
eスポーツにおける世界的な競争はますます激しくています。7年前、上海は初めて「本市の文化クリエイティブ産業の革新発展の加速に関する若干の意見」を発表し、世界的なeスポーツの都の構築を加速することを提案しました。当時と比べて、eスポーツに焦点を当たる国際的な大都市が増えています。「サウジアラビアのリヤド、フランスのパリ、イギリスのロンドンなどの外国都市が、世界一流のeスポーツイベントを開催しました。北京、深圳、成都などの国内都市でも、国内或いは国際的なeスポーツイベントが開催されました。一線都市のeスポーツに対する需要と熱意は2017年よりはるかに高まっています」と上海市eスポーツ競技協会秘書長の朱沁沁氏は述べました。上海が直面する競争は厳しくなりますが、CSメジャーの開催は、上海の国際競争力を反映しています。「CSへの国際的な参加意欲が比較的に高く、それは上海が世界的なeスポーツの都を構築するのに非常に役立っています」と同氏は説明しました。
会場に入る観客(写真・上観新聞)
最新の「2024年中国eスポーツ産業報告書」によると、今年オフラインeスポーツイベントが開催される中国都市は東部と南西部に集中しており、上海は引き続きeスポーツイベントの開催数が最も多い都市で、全国の17.8%を占めています。今年末の時点で、中国では確認可能なeスポーツクラブは195あり、昨年より増加しました。上海、北京、広州、杭州には10つ以上のeスポーツクラブがあります。クラブ数では上海が引き続き首位を維持しています。
今年はeスポーツ業界にとって画期的な年でもあります。サウジアラビアeスポーツワールドカップの開催や、オリンピックeスポーツゲームズの開催決定などの世界的できことは、eスポーツがより主流になりつつあることを示しています。朱沁沁氏は、eスポーツとゲームの国内での受け入れは過去7年間で根本的な変化を遂げたと説明しました。
出典:上観新聞(Shanghai Observer)