トップクラスの競技大会が上海の文化・観光・スポーツ産業の並行発展を後押しする
2024年のFIA-F1世界選手権中国グランプリ、ABB FIAフォーミュラE上海選手権に続き、もう1つの世界トップクラスのレースが今年に上海に登場します。9月14日から16日まで、2024 MXGPモトクロス世界選手権(中国)が上海インターナショナル・クロスカントリー・サーキットで開催される予定です。
2024年4月19~21日に上海で開催されたFIA-F1世界選手権中国グランプリ(写真・WeChat公式アカウント「F1中国グランプリ」)
MXGPは現在、世界トップクラスの、最も大きな影響力と高い人気のあるモータースポーツ大会の一つであり、F1、MotoGP、WRCと並んで「世界の四大モータースポーツ大会」と呼ばれています。ますます多くなる国際Aクラスの競技大会の上海での開催につれて、同市は世界トップクラスの国際スポーツ競技大会の中心地づくりを促進していると同時に、文化・観光・スポーツ産業が並行して成長し、関連産業が「サーキットでの追い越し」を実現するための真新しいエネルギーも生み出されています。
今年のモトクロス世界選手権は中国での4年ぶりの開催となります。今回のMXGPモトクロス世界選手権(上海)は奉賢区の上海国際インターナショナル・クロスカントリー・サーキットで開催され、中国国内唯一の国際モーターサイクリズム連盟(FIM)の基準を満たすモトクロスコースがここにあります。同コースは全長約2キロメートルで、最高4.5メートル、最大スパン60メートルの計16の坂道があり、「賢」の文字の形を呈しています。
MXGPモトクロス世界選手権(中国)組織委員会執行主任、奉賢区人民政府副区長の王淳氏によると、MXGPモトクロス世界選手権(中国)は全面的なグレードアップを迎え、主催者は「スポーツ+」モデルをさらに革新し、大会IP+施設運営IPのダブルブランドによる運営をもって、「トップクラスの大会、トレーニング基地、ハイエンド会議・展示会、サミットフォーラム、および新車発表、テストドライブ、スポーツ・フィットネス、観光・レジャー、オフライン社交活動」を含むスポーツ産業総合体を構築します。
MXGPモトクロス世界選手権のポスター(写真・WeChat公式アカウント「上海体育」)
今年のMXGPモトクロス世界選手権(中国)は、20以上の国と地域からの30以上のチームを招待し、約70人のライダーがMXGP(450CC)、MX2(250CC)、青少年部門(85CC)の3つの種目をめぐって競い合うことになります。試合の激烈さと鑑賞性は2019年に開催された初回大会を上回るものとなるでしょう。
この数年間、上海では毎年160以上の国内外の競技大会が開催され、これらの大会の組織と運営において、同市は市場主導と政府誘導を堅持し、競技大会の関連資源の配置における市場の決定的な役割を発揮し、競技大会によるスポーツ経済へのけん引というやり方の「価値」は着実に向上しています。その中で最も注目されているのは2023年に開催された上海ATP1000テニスマスターズです。
紹介によると、MXGPモトクロス世界選手権(上海)は同市が展開している「上海の夏」シリーズイベントを構成する58の重要イベントの1つとなっています。今回の大会はちょうど中秋節の到来にもあたり、主催者はオートバイ競技をテーマに、大規模のカーニバルイベントを開催する予定です。
情報源:新華網