上海で、第1回「GSW杯」中国・留学生、龍舞と獅子舞の招待試合が開催
2024年7月27日、パリ五輪を迎えるにあたり、上海市工商外国語学校は「伝統文化の普及と国際交流促進」をテーマに、第1回「GSW杯」中国・留学生、龍舞と獅子舞の招待試合を開催しました。
この招待試合には、中国、ベラルーシ、日本、韓国、ロシアの5ヵ国から100名近くの龍舞と獅子舞の演じ手が集まり、上海市の龍舞・獅子舞協会の指導の下、国を超えてチームを組んで、試合を通じて奥深い中国の伝統文化を共に披露し、団結・協力・進取という中国のスポーツ精神をアピールしました。
第1回「GSW杯」中国・留学生、龍舞と獅子舞の招待試合(写真・上海市工商外国語学校)
数千年にわたり中華民族が受け継いできた中国の伝統的なスポーツである龍舞と獅子舞には、中華民族の深遠な精神が含まれています。龍舞と獅子舞というスポーツが発展するのに伴い、人々は実践の中で革新し、その無限の魅力を引き出し、次第に世界中の人々に愛されるようになってきています。
今回の試合では、龍舞・獅子舞・総合競技の3つの部門が設けられ、審査員は技術レベル、創造性、チームワーク、芸術効果などの観点から採点を行いました。激しい試合の末、第2チームと第3チームが優勝しました。試合の審査員は、参加選手たちのスポーツマンシップを高く評価し、短期間の訓練で、選手たちが見事な龍の舞をできるようになったことを指摘しました。
紹介によると、5ヵ国の選手たちが協力し、6つの国際学生チームを結成し、1ヶ月間のオンラインでの知識の学習と、オフラインでの実践訓練を行いました。熱い試合に加え、主催者である上海市工商外国語学校と龍文化教育伝承基地は、一連の文化交流活動を行いました。同校は、龍と獅子文化講座を通じて、留学生に龍と獅子の歴史、発展、技術を紹介し、龍と獅子のワークショップを開催して、参加チームと観衆に向けて龍と獅子の制作や演技の技術を解説しました。また、龍と獅子の写真展を通じて、龍・獅子文化の素晴らしさを記録し、発信しました。
外国人学生に龍舞の技術を指導する同校の龍舞チームのメンバー(写真・上海市工商外国語学校)
同校が企画した活動は、対外的には中国の物語を世界に伝え、異なる文化を持つ青少年同士の交流と協力を促進し、対内的には学生たちの民族意識を高め、無形文化遺産を伝承しながら異文化コミュニケーションの重要性を理解してもらうことを趣旨としています。ロシアからの留学生のヴァシア(Vasya)さんは、今回初めて龍舞と獅子舞に触れたが、このスポーツは魅力的で面白く、訓練の過程もとても楽しかったと語りました。また、日本からの和気恒さんは、「龍舞チームのメンバー間の見事な連携に驚嘆しました。最初は難しいと感じましたが、練習を繰り返すことでチームワークが向上し、大きな達成感を得ました」と述べました。
情報源:上海市工商外国語学校