「上海シリコンアレー」共創キャンプ、算力産業連携の新たな道筋を模索
8月15日、「『上海シリコンアレー』ハードコア共創キャンプ・算力(コンピューティングパワー)産業チェーン特別セッション」が長寧区で開催されました。スタートアップ企業、上場企業、投資機関、業界専門家など70人を超える代表者が一堂に会し、算力産業における連携の機会と発展の新たな道筋について意見を交わしました。
イベントの様子(写真提供・WeChat公式アカウント「上海長寧」)
会場では、算力産業に携わるスタートアップ企業が26件の有望プロジェクトを一挙に発表し、コア技術、製品の応用シーン、産業連携ニーズなどをめぐり、上場企業や投資機関と対面によるマッチングを行いました。今回のプロジェクトは産業チェーン全体をカバーしており、上流ではAIチップ設計、半導体製造装置・材料、先端パッケージング、液冷・放熱などのハードテック分野、中流ではAIコンピューティングサーバーのシステムインテグレーション、下流ではAIアプリケーションソフトウェア、産業シミュレーション、エンボディドAI、エッジコンピューティング端末(エッジデバイス)などの分野に重点を置いています。プロジェクト発表終了後、経験豊富な産業メンターの指導の下、スタートアップ企業がグループに分かれて踏み込んだ議論を行いました。
高速インターコネクトデータ分野に特化するスタートアップ企業「国数集聯」(Clussys)は、関連製品分野ですでに中国聯通(チャイナ・ユニコム)やアント・グループなどと連携しています。同社の共同創業者である何殿氏は「今回のイベントをきっかけに上場企業とマッチングを行い、特定分野でのローカル展開に向けた協力を検討し、算力技術の普及と応用を推進したい」と述べました。
産業研究開発向けAIエージェント基盤に携わる「宇拓智源」(Unitop AI)の袁勇CEOは、産業研究開発を支援するAIエージェントプラットフォームを紹介し、「今回の参加を通じてターゲット顧客を見つけ、産業分野でのパートナーを広げていくとともに、AIエージェント分野に関心を持つ投資機関とマッチングを実現したい」と述べました。
スマートコクピットやスマート音声インタラクションに携わる「共達電声」(Gettop Acoustic)の陸正楊董事は、同社がすでに半導体産業チェーンに属する約100社への投資ポートフォリオを構築し、新材料や光通信などの分野へと新たな事業を開拓していると紹介しました。「スタートアップ企業との投資・M&A面を通じた連携を期待しています。製造ニーズがあれば、上場企業として当社も優れた受け皿を提供できます」と同氏は語りました。
イベントの様子(写真提供・WeChat公式アカウント「上海長寧」)
テーマ講演では、情報通信網インフラや統合サービスのプロバイダー「華懋科技」(Huamao Tech)の呉黎明董事長が、光通信と先端パッケージングへの展開を通じてAI算力産業の基盤を強化する取り組みを紹介しました。中国科学技術発展基金会の趙暁光副秘書長はAI産業の発展について、ストックとインクリメントの視点から分析しました。通信電子・通信ハードウェアのメーカー「万馬科技」(Wanma Tech)の徐蘭芝董事長はAI算力インフラ分野における事業転換と市場展開について紹介し、「晶合匯信」(プライベートエクイティ(PE)機関)の岑天洋総裁補佐兼投資ディレクターは算力分野の最新の投資動向を解説しました。集積回路ウエハのOEM(相手先ブランド製造)企業「中芯国際」(SMIC)の共同創業者である謝志峰氏は、世界の半導体産業の構造と中国半導体産業の発展機会をテーマに講演しました。
今回のイベントには、算力分野の高度人材、先端技術、産業資本など、多様なリソースが集まり、経験共有、投資動向の解説、プロジェクト発表など多彩な内容が盛り込まれ、質・価値ともに高い対話のプラットフォームとなりました。
記念写真を撮影する参加者たち(写真提供・WeChat公式アカウント「上海長寧」)
長寧区の関係者は、長寧区ではデジタル・スマート経済の先進区とイノベーション・起業の拠点の形成を積極的に進めていると説明しました。算力は新たな質の生産力を支える重要な基盤であり、都市の競争力を高める重要なエンジンとなっています。今後も各方面がより強固な連携を築き、手を携え、同じ方向を目指して進んで、算力産業の質の高い発展を共に推進していくことが期待されます。
出典:WeChat公式アカウント「上海長寧」