上海国際映画祭が開幕 長寧の街角で映画の旅へ
年に一度の上海国際映画祭が開幕しました。映画館で作品を楽しむだけでなく、長寧区の街を歩きながら、映画ゆかりの地を巡るのもおすすめです。全長約2.3キロのシティウォークコースでは、プラタナス並木が美しい街に点在する映画ゆかりのスポットを訪れ、上海に隠された映画の物語をたどり、スクリーンを彩ったあの懐かしい時代に思いを馳せることができます。
シティウォークマップ(出典:WeChat公式アカウント「上海長寧」、以下同様)
立ち寄りスポット1:上海影城
所在地:新華路160号
上海影城
上海影城は上海初の五つ星映画館であり、上海国際映画祭のメイン会場でもあります。1993年、第1回上海国際映画祭がここで開催され、1994年にはAフェスティバルの仲間入りを果たしました。2023年にリニューアルオープンした上海影城の「千人ホール」と呼ばれる1号館は、アジア初のドルビー・シアターとして、映画の物語を紡ぎ続けています。
立ち寄りスポット2:黄佐臨旧居
所在地:泰安路120弄衛楽園1号
著名な映画監督・黄佐臨の旧居
泰安路120弄の衛楽園は、1924年に建てられた高級ガーデンハウス街です。1号はスペイン様式の一戸建て住宅で、著名な映画監督・黄佐臨の旧居です。彼は1941年からここで50年以上暮らし、100本以上の演劇や映画を創作・監督しました。ここには彼とバーナード・ショーとの貴重な交流の日々も刻まれており、中国近代演劇の発展を伝える生きた証となっています。
立ち寄りスポット3:ラズロ・ヒューデック(Laszlo.Hudec)記念館
所在地:番禺路129号
ラズロ・ヒューデック記念館(館内は現在一般公開されていません)
ラズロ・ヒューデック記念館は、もともとハンガリー人建築家ラズロ・ヒューデック(Laszlo.Hudec)の旧居で、建物は1931年に建てられました。上海の各所に点在する国際飯店(パーク・ホテル)、大光明映画館、武康大楼、聖ヨハネ大学交誼楼(現・華東政法大学)、孫科別荘など、数多くの名建築が彼の手によって設計されたものです。
ラズロ・ヒューデックが設計した建築物は、『B for Busy』、『Leaving Me, Loving You』、『太陽の帝国(Empire of the Sun)』、『上海の伯爵夫人(The White Countess)』、『ラスト・シャンハイ』など、数多くの映画にも登場しています。
立ち寄りスポット4:『太陽の帝国』誕生の地
所在地:番禺路508号
映画『太陽の帝国』
J.G. バラード
J.G. バラードの旧居
スティーヴン・スピルバーグ監督の映画『太陽の帝国』は、英国SF小説の巨匠J.G. バラードの半自伝的小説『太陽の帝国』を原作としています。上海で生まれ育ったJ.G. バラードの旧居は、現在の番禺路508号にあります。彼は番禺路で過ごした子ども時代の記憶を『太陽の帝国』という小説に描き出しました。
立ち寄りスポット5:映画『最後の貴族』のメインランドマーク
所在地:愚園路699号
映画『最後の貴族』のロケ地・厳家花園
謝晋監督の映画『最後の貴族』で、ヒロイン・李彤の実家として撮影されたのが、まさにこの愚園路699号にある厳家花園です。この英国式ガーデンハウスはかつてユダヤ人富豪の旧居であり、その優雅な気品と移りゆく世相は、主人公が名門の出から天涯孤独の身となる運命を完璧に表現しました。
出典:WeChat公式アカウント「上海長寧」