12月1日より、外国人就労許可証と社会保障カードが統合

上海虹橋海外人材ワンストップサービスセンター|

中国の人力資源・社会保障部は先日、「外国人就労許可証と社会保障カードの統合に関する通知」を発表しました。12月1日から、外国人就労許可証と社会保障カードを統合し、外国人の労働許可情報を社会保障カードに関連付けることにより、外国人就労許可証と社会保障カードを統合することを決定しました。実体の社会保障カードとデジタル社会保障カードにより、外国人の中国における就労と生活に利便性を提供します。

1、手続きの最適化

(1)就労許可証に関する手続き

就労許可証の申請、延長、変更、取り消しは、外国人来中就労管理サービスシステムを通じて全プロセスをオンラインで行えます。外国人は入国後に実体の外国人就労許可証の取得手続きを行う必要はありません。すでに実体のな外国人就労許可証を取得した方は、「変更がなければ再発行しない」という原則に従って、現行の就労許可証の延長または変更を申請する時、新しい「許可証・カード統合」の手続きを行います。

(2)就労ビザの取得

外国人は「外国人就労許可通知」をもって中国就労ビザ(Zビザ)を申請することができます。

(3)デジタル社会保障カードの取得

外国人は入国後、スマホにデジタル社会保障カードアプリをダウンロードし、名前、就労許可証番号、または社会保障カード番号などの情報を登録し、実名確認と本人確認が完了させることで、就労許可証情報が組み込まれたデジタル社会保障カードを取得できます。

外国人は実体の社会保障カードを申請し取得した後、デジタル社会保障カードは標準的なサービスを外国人に提供します。

(4)居留許可の取得

外国人はZビザで入国後、「外国人就労許可通知」または就労許可情報が登録されたデジタル社会保障カードを勤務先の公安出入国機関に持参し、関連する居留許可を申請します。関係機関は情報システムを通じて直接確認することができるほか、デジタル社会保障カードを通じて確認する、または就労許可証のQRコードをスキャンするなどの方法で、外国人の就労許可証情報を照会・取得することもできます。

2、サービスの利便性向上

(1)社会保険への加入

外国人の雇用主または外国人本人は、「外国人就労許可通知」またはデジタル社会保障カードをもって、社会保障オンラインサービスプラットフォームまたは社会保障担当機関を通じて外国人の社会保険加入登録を行うことができます。

社会保障担当機関は来中就労システムを通じて外国人の就労許可証情報を確認し、保険加入条件を満たす外国人に社会保障番号を割り当てます。社会保障カード管理サービス機関が外国人に実体の社会保障カードを発行すべきです。

(2)就労許可に関するサービス

デジタル社会保障カードを利用して、就労許可情報の照会とダウンロード、QRコード認証、関連情報通知などのサービス機能を実現できます。

(3)「一卡通(多機能カード)」で複数のサービスを享受

各地の人力・社会保障部門は実情を踏まえ、実体のな社会保障カードとデジタル社会保障カードを通じて、外国人に情報の照会や補助金給付などの人力・社会保障サービスを提供します。条件のある地域には、より多くのサービスを「多機能カード」に統合します。

出典:人力資源・社会保障部