11月5日、国家会展センター（上海）において、第7回中国国際輸入博覧会と虹橋国際経済フォーラムが開幕しました。これから数日間、第７回輸入博は中国のメガマーケットの魅力を目の当たりにさせ、各国の開放・イノベーション創出・協力への願いを結集して、開放と協力のみがより良い未来を創造できることを証明します。

11月5日、第7回中国国際輸入博覧会と虹橋国際経済フォーラムが開幕しました。（写真・文匯報）

中国の大市場を世界で共有する

2018年の第１回輸入博開催以来、輸入博は国際調達・投資促進・人文交流・開放協力の「4つのプラットフォーム」の機能を果たし続け、新たな発展の枠組を構築する窓口として、ハイレベルな開放を推進するプラットフォームとなり、世界が共有する国際公共財になっています。

今年は、全体の展示面積は42万㎡を超え、フォーチュン・グローバル500社や業界をリードする企業など297社、さらに、多くの国から約800の購買団体が参加し、過去最多を記録しました。国家展は、各国のイメージや貿易・投資の分野でのチャンスを展示し、紹介するプラットフォームです。今年は、前年を上回る77の国と国際機関が参加しました。

今回の輸入博では、食品・農産物、自動車、技術・装備、消費財、医療機器・医薬ヘルスケア、サービス・貿易の６つの展示エリアがアップグレードし、代表的な新製品・新技術・新サービスを400以上展示します。そして、今回は39の政府交易団と4の業界交易団、合計780の団体が参加し、過去最多となっています。

中国の質の高い発展は、世界経済の繁栄と発展に持続的でポジティブなエネルギーを注入しています。最近、UBSやゴールドマン・サックスなどの機関が、今年の中国の経済成長に対する予想を引き上げました。アメリカのブルームバーグ社はIMF（国際通貨基金）の最新の予測に基づく計算により、中国は今後５年間も、依然として世界成長への最大の貢献国であり続けると結論付けました。

国家会展センターの空撮写真。（写真・文匯報）

中国の新たな発展で世界に新しいチャンスを提供

「輸入博を通じて、中国市場に大きなチャンスを見ています」と、輸入博に2度目の出展となるスウェーデンのトラック大手メーカー、スカニア中国グループの取締役兼トランスチャイナオフィスの総代表の何墨池氏が紹介しました。

開放性は、輸入博の核心的な理念であり、現在の中国の特徴的なアイデンティティでもあります。積極的に輸入を拡大し、市場アクセスの緩和を続け、外商投資法の施行、自由貿易試験区をアップグレードする戦略の実施、海南自由貿易港の建設の加速など、これまでの輸入博で発表された一連の開放的イニシアティブは徐々に実施されており、中国の開放の扉はますます広く開かれることを実際の行動と成果で証明しています。

「現在の中国は市場資源と製造の優位性を有するだけでなく、イノベーションとエンジニアの大国でもあります」。パナソニックホールディングス株式会社のグローバル副社長で、中国北東アジア総代表を務める本間哲朗氏は、「中国はパナソニックグループが最も重視する海外市場の１つであり、近年中国への投資を増やし続けています」と述べました。

過去6回の輸入博では、2500近くの代表的な新しい製品・技術・サービスがデビューし、累計意向成約額は4200億ドルを超えました。そして、累計1130以上の外資系企業と投資促進機関が各地でピンポイント・マッチングを行い、多くの出展者が中国に新しい店舗・工場・研究開発センターを開設しました。

今年の輸入博は、中国のメガマーケットの優位性を生かし、中国の現代化の発展トレンドに応じ、初めて新素材特別展示エリアを設け、自動車展示エリアを革新し、ヘルス・高齢者ケアの特別展示エリアを綿密に作り、中国の発展の新たなチャンスを世界と共有し続けるようにします。

ウィンウィンの協力で世界に利益をもたらす

37の最貧国を輸入博に招待し、120以上の無料ブースを提供し、アフリカ製品特別展示エリアを拡大し、虹橋フォーラムでは最貧国の包括的成長について提案します。これは、第７回輸入博は「ウィンウィンの協力で世界に利益をもたらす」という公約を実現するための、実際的な措置です。

2018年以来、輸入博におけるアメリカ企業の出展面積は常に上位にランクインしており、より多くのアメリカ企業が輸入博を通じて中国市場をより深く理解し、中国市場に参入しています。経済のグローバル化は歴史的な大勢であり、時代の流れであることは事実が証明しています。輸入博は友好協力と互恵・ウィンウィンが世界の発展の大勢であり、人々の心の向かうところであることを見続けてきました。

輸入博、サービス貿易フェア、広州交易会の継続的な開催から、国連、世界貿易機関（WTO）、G20、APEC、上海協力機構などの多国間メカニズムへの積極的な参加、「一帯一路」の質の高い建設の共同推進、気候変動に対処するグローバルガバナンスへの積極的な参加まで、中国はグローバルな協力の力を結集させるために実際の行動をとっています。

輸入博は、中国が常に各国と協力して真の多国間主義を実践し、開放に関するより多くのコンセンサスを形成し、世界経済が直面する困難と課題を共に克服し、開放が世界の発展に新たな明るい未来をもたらすことを世界に示しています。

情報源：新華網、文匯報