上海博物館で「アメリカ大陸『ふしぎな生き物』ナイト」開催 新感覚のナイトミュージアム体験を満喫
7月11日から8月31日までの毎週土曜日の夜、上海博物館は上海動物園とタッグを組み、人民広場館にて特別展「世界樹の頂点:アメリカ大陸古代文明展」の関連イベントとして「世界樹の精霊:アメリカ大陸『ふしぎな生き物』ナイト」を全8回開催します。上海動物園のカピバラやアルパカ、コンマムシクイ(Comma Bird)をはじめ、アメリカ大陸に生息する動物たちが上海博物館に集結し、来館者にさらに豊かな観覧体験をお届けします。
イベントポスター(画像提供・上海博物館)
同館3階の特設展示室には、アマゾンの湿地や熱帯雨林、乾燥した砂漠など、アメリカ大陸ならではの生態系が再現されており、10種以上のアメリカ大陸の特色ある動物たち(保護対象外種)が新たな仲間として迎えられています。
「アンデス文明エリア」では、アルパカやチンチラ、モルモットの展示エリアがアンデス文明の物語を紡ぎ出します。「湿地生態エリア」では、南アメリカ大陸の湿地環境が再現され、来場者は飼育員の付き添いのもと、カピバラとの非接触型のインタラクティブな体験を楽しめます。
「アンデス文明エリア」のアルパカ(撮影・葉辰亮/上観新聞)
「湿地生態エリア」のカピバラ(撮影・葉辰亮/上観新聞)
「林床生態エリア」における「シチメンチョウ・カンムリウズラ展示エリア」では、林の中をすり抜けるような空間が再現され、陶器や壁画などの文化財とともにアメリカ大陸の鳥たちの生活風景を描き出します。「火山岩エリア」のヘビ展示エリアでは、火山岩を背景に、メキシカンブラックキングスネークやコーンスネークなどが展示されます。
「ミクロ生態エリア」の「クモや甲虫・カエル展示エリア」では、クモやツノガエルなどの不思議な生き物たちを間近で観察できます。さらに、「熱帯雨林水景エリア」では、立体アクアテラリウムやガラス越しの鑑賞設計により、アマゾン熱帯雨林をモデルにした神秘的な水辺の生態系を臨場感たっぷりに紹介します。
「ミクロ生態エリア」(撮影・葉辰亮/上観新聞)
上海動物園の馬強副園長によると、同園は動物たちの健康と安全を守るため、専用の飼育管理体制を整備し、専門飼育員と24時間体制の常駐獣医師を現地に派遣して全プロセスを見守っています。展示されるすべての動物は、事前に健康診断や駆虫、社会化トレーニングを完了しています。動物たちの「勤務時間」も厳格に定められており、毎週土曜日夜間、3時間だけの「営業・交流」とし、動物たちに負担をかけないよう配慮されています。
上海博物館3階での特設展示室(撮影・葉辰亮/上観新聞)
また、上海博物館の褚暁波館長は、人民広場館でも万全の受け入れ体制を整えていると説明しています。アルパカ展示エリアでは毎週洗浄・消臭を実施し、水槽は定期的に水質モニタリングを行うほか、館内には活性炭フィルター付きの新風システムを増設しました。さらに毎日の閉館後には徹底した消毒を行い、動物のにおいが収蔵文化財に影響を及ぼさないよう遮断します。また、会場には上海市第二人民医院の医療スタッフが常駐し、来場者の安全確保にも万全を期します。
さらに、同イベントのもう一つの見どころとして、没入型の「夜の熱帯雨林ツアー」も開催されます。来館者は、星盤を回してトーテムスタンプを引いたり、3Dサウンドで再現された熱帯雨林の環境音に耳を澄ませたり、羽根に願いを書いて飾ったりと、五感で楽しめる多彩な体験を満喫できます。また、オリジナルショートミュージカル「Hi, YAX!」の上演や、巨大な「世界樹」のライトアップも実施され、一気に幻想的な雰囲気に包まれる空間の中で、多感覚・没入型のナイトミュージアムを楽しむことができます。
同イベントで上演されるオリジナルショートミュージカル「Hi, YAX!」(写真提供・上観新聞)
ミュージアム文化・創意関連の特別プロジェクトのため、同イベントは別途チケットの購入が必要で、各回の定員は3000人に制限されています。チケットは6月25日から携程旅行(Trip.com)にて販売が開始されており、「基本チケット」と「特別体験チケット」の2種類が用意されています。なお、特別体験チケットは、基本チケットと組み合わせて利用する必要があります。詳細は、下記QRコードよりご確認ください。
出典:上観新聞、人民網