中国語検定「HSK3.0」が2026年1月31日から世界で試験的に実施へ 今月19日から申込可能に

j.people.com.cn| 2025-12-22

中国教育部(省)中外言語交流協力センターは今月19日、中国語検定「HSK3.0」が2026年1月31日から、世界の一部の受験地で試験的に実施される計画であることを発表した。試験的な実施はアジアや欧州、米国、アフリカ、オセアニアをカバーしている。中央テレビニュースが伝えた。

受験希望者は今月19日からHSKの公式サイト「www.chinesetest.cn」を通して申し込むことが可能。試験的な実施では、紙と鉛筆を使ったペーパー試験とインターネット経由で受験するオンライン試験の2つの形式が提供され、希望する受験地が、どちらの形式を採用しているかを確認する必要がある。

申込期間:

ペーパー試験 2025年12月19日9:00から2026年1月7日24:00まで

オンライン試験 2025年12月19日9:00から2026年1月15日24:00まで

今回の試験的な実施がカバーするのはHSK1-6級で、そのうちの3-6級は、対応する口頭試験も同時に申し込む必要がある点は注意が必要だ。試験の結果は2026年3月14日に発表され、受験生は「www.chinesetest.cn」を通してチェックすることができる。成績証明書の有効期間は2年。

「HSK3.0」の受験地は168ヶ国に設置され、そのリストは継続的に更新されることになっている。受験生は申し込む際、受験地と試験時間を選び間違えないよう注意が必要だ。

HSK3.0は何が変わった?

現時点で、世界の中国語学習者と使用者は累計で2億人以上となっており、中国語は86ヶ国の国民教育体系に組み込まれている。今年11月に発表された「HSK3.0」は、中国語の各レベルの等級が増え、6級制から9級制になった。初級レベルは1-3級となっており、日常生活において中国語で基本的なコミュニケーションを行う能力が問われる。中級レベルは4-6級で学習や仕事、生活などにおいて、中国語を常時使ってコミュニケーションを行う能力が問われる。上級レベルは7-9級で、専門職や仕事、学術などで使う中国語の能力のほか、適切な言い回しを用いたコミュニケーション能力が問われる。HSK3.0は、中国語学習者の中国語のレベルを証明する試験で、外国人が中国に留学したり、中国で働いたり、海外の中国系企業、多国籍企業で実習・就職したりする際に、中国語のレベルを証明するために使うことができる。

出典:人民網日本語版

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