「グローバルAIガバナンス指数(2026)」発表 中国がトップティア入り
「グローバルAIガバナンス指数(2026)」が17日、2026世界人工知能大会(WAIC 2026)で発表されました。報告によると、中国はAIガバナンス指数の総合順位で世界第2位となりました。
AIガバナンス指数は、「能力」「責任」「包摂」「持続可能性」の4つの主要指標を軸とし、その下に11の2次指標、37の3次指標を設定し、世界40の主要経済体を対象に総合的な測定・評価を行います。
同指数では、「包摂」を「能力」と同じ重みを持つ評価項目として位置付けています。報告書では、各国のAIガバナンス水準を評価する際には、技術力の高さだけでなく、責任あるガバナンスの有無、発展成果の包摂性、持続可能性を総合的に評価する必要があると指摘しています。
測定・評価結果によると、世界のAIガバナンスは明確な階層構造を呈しています。アメリカが77.5点で首位、中国が71.4点でこれに続き、両国ともにティア1を形成しています。フランス、カナダ、イギリス、ドイツ、インド、日本などは45~58点の範囲に分布し、ティア2を構成しています。なお、全対象国・地域の平均得点は39.3点でした。
また、AIガバナンスにおける各国の強みは特定の国に集中しておらず、37の3次指標のうち各項目で首位となった国は計11か国に分かれています。グローバルAIガバナンスの発展は、多様な主体による共同の取り組みに支えられていることが示されました。
中国は71.4点で世界第2位を維持し、4つの評価分野すべてでバランスの取れた高い水準を示し、顕著な弱点は見られませんでした。特に「包摂」では75.1点で世界首位となり、37の三次指標のうち12項目でトップ評価を獲得しました。
報告書は、グローバルAI能力が一部の国・地域に高度に集中し、技術格差の拡大が懸念される現状において、「均衡」と「包摂」を重視する発展の道筋は、より公正で合理的なグローバルAIガバナンス体制を構築するうえで、有益な示唆を与えるものだと指摘しています。
AIガバナンス指数は、復旦大学グローバルAIイノベーション・ガバナンスセンター が研究・作成したものでした。同センターは、2025世界人工知能大会の開幕式で正式に発足し、設立以来1年間で、AIのグローバルガバナンス、能力構築、倫理的ルール、公共財、国際発信などの分野で一連の研究成果を収めています。
出典:新華社、グローバルAIイノベーション・ガバナンスセンター