上海公安機関、5分野20項目の利便化措置を発表
上海市はすでに第8回中国国際輸入博覧会の開催に向け、準備を整えています。(写真提供・ビジュアルチャイナ)
上海公安当局は、外国から第8回輸入博に来場する出展者や来場者により良い体験を提供するため、以下の5分野20項目の利便化措置を打ち出しました。
一、出入国手続きの「ワンパッケージ」サービスを最適化・高度化
1.初めて電子口岸ビザの適用範囲を輸入博に拡大し、上海の機関から招待を受けた外国出展者・来場者に対して電子口岸ビザ(アライバルビザに相当)による入国の便宜を提供します。
2.上海口岸ビザの利便化協力メカニズムを活用し、上海市以外の省・市の企業が招待する外国出展者・来場者にも口岸ビザによる入国手続きを初めて提供します。
3.海外より来訪する団体の一般来場者に対し、団体観光口岸ビザによる入国を初めて提供します。
4.過去に輸入博に参加した外国出展者・プロビジターに対し、提出資料の簡素化・審査期間の短縮など迅速なビザ発給サービスを実施します。また、外国出展者に対して複数回入国ビザの再発給手続きも引き続き便宜を提供します。
5.国家会議展示センター内の外国人サービスステーションの機能を強化し、外国出展者に現場での滞在・居留証明書の即時発給サービスを提供します。香港・マカオ・台湾地区からの出展者には出入国証明書の急速再発行サービスを提供します。
6.海外人材サービス「直結プラットフォーム」を活用し、公安出入国サービスパッケージを高度化させます。中国企業の海外進出を支援するため、24時間対応の香港・マカオスマート査証サービスなどの出入国手続きを提供します。
7.ビザ免除で入国した外国出展者のうち、条件を満たす者に、滞在・居留証明書発給の便宜を提供し、ビザ免除滞在期間満了後も、引続きビジネス取引活動を行えるようにします。
8.外国人永住者証を更に使い勝手の良いものにするべく、輸入博覧会局に働きかけ、公式サイトの登録情報項目に「永住者証」選択欄を追加します。
二、輸入博における警察と企業の「直通車」サービスを強化
9.会場内に「ブルーホエール企業保護ワークステーション」サービス拠点を設け、出展企業に、通報受付・相談・指導などの現場サービスを提供します。
10.上海市公安局ポータルサイト上に輸入博警備特設欄を設置し、出展者・来場者から広く意見・提案を収集し、業務の担当者がオンラインで回答します。
11.輸入博覧会局との警察・企業直通メカニズムを強化し、出展者サービスシステムおよびカスタマーサービスホットラインに「警察・企業直通」特別コーナーを新設し、「ブルーホエール企業保護」オンラインサービスコーナーを追加します。
三、道路交通の組織・管理を改善
12.第7回輸入博期間に行われた非自動車の通行制限措置のうち、盈港東路(諸光路~蟠秀路区間)での制限を撤廃します。
13.第7回輸入博で設けられた5ヶ所の「即停即走」ポイント(車両が迅速に乗客を降ろせる「ストップ&ゴー」の降車エリア)を継続し、配車サービス車両などの短時間の乗降ニーズに対応します。また、高徳地図、百度地図と連携し、「交通警察アラート」機能を導入し、通行証を持たない車両が自動的に最適な降車地点を選択できるよう誘導し、駐車場の混雑を分散させます。
14.会場周辺の通行規制範囲は2~3㎢を維持し、沿線の機関・住民の車両利用ニーズを調査します。必要に応じて通行証を発給し、社会交通への影響を軽減します。
四、国家会議展示センター内での通行利便性を向上
15.4.1H館12・13号ゲートを新たにセキュリティ検査口として追加し、平常時の出入口を27ヶ所に拡大して、入館時の待機時間を短縮します。
16.会場内の「即停即走」ポイントは4ヶ所を維持し、通行可能な車種を拡大し、「駐車証」の発給数を増やします。また、館内のシャトル電動カートの台数を増やし、接続時間を短縮します。
17.会場内の出展者駐車スペースを2803台分に拡充します。さらに、北広場の出展者駐車区画には900台分の小型駐車スペースを追加します。
五、証件登録と管理の改善
18.身分証明書の再利用をさらに推進し、第5~7回輸入博の有効な証明書を条件付きで再使用できるようにし、出展・展示コストを削減します。
19.インターコンチネンタルホテルに電子認証ポイントを新設します。会場「レッドライン内」の電子認証通路を11ヶ所、電子認証ゲートを20セットに拡充します。
20.展示会登録システムの締切を10月中旬から10月末まで延長します。主催者の要望に応じて、臨時登録チャンネルを開放することも可能とします。
出典:WeChat公式アカウント「警民直通車上海」