上海市金山区の「漕涇水窠」、国家4Aレベルの観光地に

japanese.shanghai.gov.cn| 2025-09-05

このほど、上海市金山区漕涇鎮に位置する「漕涇水窠」は新たに国家4Aレベルの観光地に認定されました。

「漕涇水窠」は、水路が縦横に走り、川幅が広いことから、古くは「水窠里(すいかり)」と呼ばれていました。村には大小合わせて41本、総延長約28㎞の河川があり、水面率は約40%に達しています。最も広いところでは幅110mにもおよび、一面、湖のような景観が広がっています。村には70を超える島や半島が点在しており、「川の中に島があり、島の中に湖がある」という美しい風景が広がっています。

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(写真・上海市文化観光局)

この観光スポットは「クール」文化をIPとし、「中国で最もクールな現代芸術水郷」を目指しています。「水・農・芸」をテーマとする3つの体験ルートを軸に、水上文化観光、科学教育、創造的な学習見学、スローライフ養生、エコ観光農業などが一体化したものとなっています。

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(写真・上海市文化観光局)

観光スポット内の「藕遇公園」は約50畝(約3.3ha)の面積があり、数十種類の観賞用の蓮が植えられています。空から眺めると、公園全体が一輪の咲き誇る蓮の花のように見えます。園内はかけ橋で親水デッキと結ばれており、ここでは魚を眺めたり花を観賞したり、水辺で遊んだりして楽しむことができます。

「尚品書院」には公共の読書スペース、茶室、カフェ、民宿などがあり、蓮を観賞しながら休憩するのに最適な場所です。

また、「漕涇中草薬科普館」は、栽培管理、科学的な普及・教育を特色とする総合的な中草薬の科学普及の施設です。屋外には約6000㎡の栽培基地があり、100種類以上の中薬草が植えられています。

「湿地公園」は水庫村の中心河の東区南側に位置しています。園内の湿地は、土壌を固める葦原の迷宮、鳥類が巣を作るスギ林の迷宮、水鳥が採餌・繁殖する「鳥探しの秘影」の迷宮、そして花や果実を楽しむ迷宮の4つのエリアからなっています。来園者は遊覧船に乗ることも、徒歩や自転車で散策することもでき、湿地公園ならではの自然とレジャーを満喫することができます。

住所:上海市金山区漕涇鎮朱漕公路3515号(水窠観光スポットのビジターセンター)

電話番号:021-57250666

ビジターセンター営業時間:月曜〜日曜 8:30〜17:00

入場料:無料(オープン型の観光スポット)

出典:上海市文化観光局