今年1-7月、上海港を出入国したクルーズ旅客数が119万人を突破
今年に入って以来、上海のクルーズ経済はますます活況を呈しており、1月から7月まで、上海税関は計381隻のクルーズ船の出入境を監督し、出入境旅客数は119万600人に達し、前年同期比で、それぞれ62.8%、56%増加しました。
上海国際クルーズ港は、アジア1位で世界4位のクルーズ母港です。今年に入ってから、各大手クルーズ会社は運航能力を強化し、次々と新たな航路を開設しています。宝山税関旅検(旅客検査)一科の顧立乾科長によると、夏休みシーズンの開始以降、呉淞口国際クルーズ港では旅客数のピークを迎えており、7月単月の出入境旅客数は17万1000人となり、前年同月比で約4割増加しました。

ARグラスを活用してクルーズ船の臨検を行い、「センター+現場」のスマート監督モデルを展開する宝山税関。(写真・澎湃新聞)
大型クルーズ船の旅客の円滑な出入境を確保するため、宝山税関は「センター+現場」の業務体制を推進し、「1つのスマート中枢+2つのスマート端末+4つのコアシナリオ」から成る立体的なクルーズスマート監督システムを設計しました。同システムでは、「AI+AR+5G」技術を活用し、ARグラスなどの先端検査機器を、船舶臨検、旅客通関、貨物検査、免税品監督などのクルーズ監督業務に応用しています。
同時に、宝山税関は「クルーズ応接間」プラットフォームを活用して企業の発展ニーズに的確に対応し、「クルーズ特別イベント用品の出入境管理措置」を策定しました。クルーズ用物資の通関時間を短縮するとともに、同措置実施後の船舶に備え付ける医薬品・食品の初回輸出還付申告を完了し、新政策の実施と効果発揮を継続的に推進しています。今年に入ってから同税関が監督した生鮮食品、販売商品、医薬品などの船舶に備え付ける物資は累計で1万1トンに達し、前年同期比で42.5%増加しました。
出典:澎湃新聞