2026世界トップ科学者フォーラムが閉幕
10月30日から11月1日にかけて、2026世界トップ科学者フォーラム(WLFフォーラム )は「パラダイムシフト:科学のブレークスルーに向けた次の10年」をテーマに、上海臨港センターにある世界トップ科学者フォーラムの恒久会場で開催されました。
3日間にわたって開催された同フォーラムには、ノーベル賞、チューリング賞、フィールズ賞など世界最高峰の賞の受賞者33人をはじめ、ベテラン研究者139人、若手研究者81人、そして国内外から4000人近くのゲストが滴水湖畔に集結し、今後10年間における科学のブレークスルーをめぐり、踏み込んだ議論を交わしました。
開幕式では、人工知能(AI)の活用による科学的発見の加速が参加者から大きな関心を集めました。多くのトップ科学者は、AIが科学研究に関するパラダイムを大きく変えつつあると指摘し、仮説の立案から実験の設計、データ分析、研究成果の検証に至るまで、科学研究の全プロセスで大きな変革が進んでいるとの見解を示しました。
ニューヨーク科学アカデミーのニコラス・B・ディルクス(Nicholas B. Dirks)院長は、科学研究における新たなパラダイムは、新しいツールの活用や新たな発見にとどまらず、研究者間の協力のあり方そのものにも根本的な変革をもたらすと強調しました。
また、授賞式では、イングリッド・ドブシー氏が2026世界トップ科学者賞(WLF賞)の「コンピューターサイエンス・数学賞」、袁鈞瑛氏、王暁東氏、邵峰氏、ヴィシュワ・ディクシット氏の4人が「生命科学・医学賞」を受賞しました。さらに、WLF賞では今回初めて「若手科学者賞」が新設され、6人の若手科学者が受賞しました。受賞した6人にはそれぞれ100万元の賞金が授与され、10人の若手研究者が最終候補者に選ばれました。「生命科学・医学賞」「コンピューターサイエンス・数学賞」と合わせ、今回のWLF賞では計11人の科学者が受賞しました。
今回ノミネートされた研究者のうち、華人科学者の割合は半数を超えました。候補者は数十カ国・地域の一流大学や研究機関から推薦され、候補者の数・質ともに近年最高水準となりました。
さらに、フォーラム期間中には、若手研究者向けの交流スペースが4カ所設けられ、若い世代の科学者が自由に意見を発表し、分野を越えて対話できる機会が提供されました。複数の科学者はインタビューで、中国の基礎科学の急速な発展を高く評価し、研究開発への投資、人材育成、国際的な開放・協力の各面で、中国が着実に進歩していることは明らかだと述べました。
11月1日の閉幕式では、世界の科学者に向けて「世界トップ科学者連盟(WLO)」の設立が提唱されたとともに、2027世界トップ科学者賞のノミネート開始が正式に発表されました。これにより、同フォーラムは年に一度の学術イベントにとどまらず、より制度的かつ持続的な国際科学協力プラットフォームへと発展していくことが期待されています。
出典:人民網