浦東、AI人材発展のための10の支援措置を発表

上海虹橋海外人材ワンストップサービスセンター| 2024-07-15

7月5日、2024世界人工知能大会・AIグローバルガバナンスに関するハイレベル会議(WAIC2024)において、浦東新区はAI人材の発展を支援するための10項目の措置を発表しました。これらの措置は、人工知能分野のハイレベル高い潜在能力のある人材に焦点を当て、プロジェクト資金援助、出入国の利便性、住居と定住の支援などを提供するもので、浦東の人材誘致への真剣な取り組みを再び世界に示しました。

10項目の措置には、「『明珠計画』の特別支援」、「院士の革新的発展の支援」、「ポスドクの全段階支援」、「グローバル人材導入計画(GTP)AI特別プロジェクトの実施」、「人材基金プラットフォームの構築」、「浦東国際人材拠点による人材誘致サービスの提供」、「『グローバル名門大学人材ワンストップ』リクルートサービスの提供」、「人材定住支援メカニズムの強化」、「人材ビザと永住権の取得の利便性の支援」、「人材の住居支援サービスの強化」が含まれています

最初の5項目の措置は資金支援に焦点を当てています。その中で、「『明珠計画』の特別支援」は、人工知能分野のトップ人材およびチームが浦東新区でイノベーションや起業を行う場合、認定後に個人およびチーム700万元の資金補助ならびに1億元のプロジェクト補助を提供することが明確にされています。「院士の革新的発展の支援」は、国内外の院士が人工知能科学技術企業を設立する場合、最500万元の資金補助提供、関連する雇用先、ワークステーション、科学技術革新基地にも資金援助を行うとしています

「ポスドク発展の全段階支援」という措置は、人工知能企業ポスドク研究ステーションを設立する際に、最60万元の設立補助を提供、関連する研究プロジェクト一つり最10万元の資金を支給します。またステーションに在籍するポスドクには最40万元の生活補助を提供し、ステーションを離れた後に浦東で起業や就職する場合には最30万元の資金を支援します。

「グローバル人材導入計画(GTP)」は、浦東が世界からより多くのハイレベル人材を招致するための奨励政策です。「人材基金プラットフォームの構築」は10項目の措置の中でも特に重要なポイントです。浦東は、同区が支援し奨励する、戦略性、指導性、先端性、そして将来性のある新興産業に重点的に投資します。

5項目の措置は人材サービスの保障に焦点を当てています。その中で、「浦東国際人材拠点による人材誘致サービスの提供」は、浦東でイノベーション起業を希望する人工知能分野のハイレベル人材および高い潜在を持つ若手人材に対し、最長14日間の人材アパートと1年間のベンチャーワークショップを無料で提供します。また、職業マッチング、起業投資と資金調達、政策相談、コミュニティ活動などの包括的なサービスも提供されます。

「『グローバル名門大学人材ワンストップ』リクルートサービスの提供」は、人工知能などの分野の企業に対し卒業生のリクルートマッチングサービスを無料で提供し、有名大学と連携して優秀な卒業生を人工知能企業でのインターンシップ推薦します。「人材定住支援メカニズムの強化」、「人材ビザと永住権の取得の利便性の支援」、「人材の住居支援サービスの強化」の三つの措置は、人材を引き留めることを目指しています。

現在、浦東新区の人材総数は約200万人で、三大先導産業の人材は市全体45%を占め、重点産業の国際人材の割合4.8%です。浦東はすでに、世界の端人材が集まり、国内外の人材が融合して発展し、革新の活力があふれる国際的な人材の集積地をほぼ形成ています

情報源:浦東新区人民政府上海市人民政府