グレードアップした上海虹橋海外人材ワンストップサービスセンターの新拠点が発足
4月16日、新拠点に移転した上海虹橋海外人材ワンストップサービスセンター(以下はサービスセンターと略称)が光大安石虹橋センターでオープンしました。グレードアップ後の当該サービスセンターは65のサービス機能を整え、虹橋商務区に立脚し、長江デルタ地域に影響を及ぼし、世界に向けのハブ型の代表的な海外人材サービスコンプレックスを作ります。
新拠点に移転した上海虹橋海外人材ワンストップサービスセンター。(写真・舒抒/Shanghai Observer)
上海市初の都心部移民事務サービスセンター及び外国人証明書・カード発行センターも同サービスセンターで発足しました。同サービスセンターで移民事務特別サービスエリアが設けられ、外国人向け永久居留身分証明証に関する政策についての問い合わせ、申請、再発給などワンストップのサービスを提供します。
また、長寧区は「海外人材総合サービスパッケージ」を打ち出し、「以材引材 以知集知」(既存の人材を通じて数多くの人材を引き寄せてきて、既存の知恵を活用してより多くの知恵を集める)を通じて、一流のグローバルなビジネス環境を持続的に作り、上海のハイレベルな「人材高地」作りに貢献します。
「われわれは人材を最も重要な戦略的資源と見なし、人材たちがほかのことに悩まずに研究と事業に集中できるようによりよい成長生態とフレンドリーな環境を整えています」と同日の発足式で上海市長寧区党委員会の張偉書記は示しました。「優れる人材がこれからもどんどん長寧区に集まてきて、上海に根を下ろして、そしてここで自分の夢を叶うことを期待しています」と同氏は付け加えました。
ここ数年、上海の各区の政務サービスセンターは資金と人材資源を投入し、ハード面の施設整備とソフト面のサービス充実というデュアルアップグレードを実現しました。
2016年、「バージョン1.0」の上海虹橋海外人材ワンストップサービスセンターは金鐘路で発足しました。オンライン旅行会社「携程(シートリップ)」など虹橋臨空経済パークにあるインターネット企業とフォーチュングローバル500社に隣接する立地条件、外国人専門家証明書や海外人材居住者証明書などの関連業務の一括取扱など、いずれも革新的でした。現在、その「バージョン1.0」をもとに、長寧区はシステムインテグレーション、国際レベル、デジタルによるエンパワーメント、多元・革新、便利・効率を目指し、海外人材サービスセンターのソフト面とハード面のデュアルアップグレードに取り組んでいます。
グレードアップ後の同サービスセンターは虹橋ハブのコア商業圏に位置し、地下鉄の淞虹路駅のすぐ上方で、交通が便利で、豊富な商業圏生態に隣接し、関連施設が整っています。
さらに、同サービスセンターはまた定住、医療、教育、家政、研修、高齢者介護など17のカテゴリーの30のニーズを満たせる生活サービスの機能を開通し、同時に問い合わせカウンター、ヘルプエリア、専門機関サービスエリアなどを設け、海外人材に便利を提供します。
第1期の外国人ソーシャルワーカー、スロバキア人紅珍さん。(写真・舒抒/Shanghai Observer)
スロバキア人紅珍(中国語の名前)は同サービスセンターの第1期の外国人ソーシャルワーカー(計2名)の1人です。2000年に生まれた彼女は東華大学国際経済と貿易専攻の四年生で、中国語を5年間勉強しました。当番の初日、受付カウンターで地下鉄案内、ホテル予約、現金自動預け払い機案内、ビザ延長案内などたくさんの外国人に支援しました。「中国に来た当初もこのような困りがありましたから、他人の力になればと思います。また、自分が好きな上海をより多くの人にプロモーションしたいと思います」と彼女は話しました。
情報源:Shanghai Observer