上海市のスポーツ施設一覧

City News Service

伝統と現代性がダイナミックに融合した街、上海の中心部には、世界レベルのスポーツ施設が集まっています。これらの施設はスタリッシュな設計で、最先端の技術をを取り入れており、スポーツに対する情熱と活気に満ちた地域社会を育成する上海の取組を体現しています。

14543619256809193446.jpg

(WeChat公式アカウント「上海体育場館」)

本記事では、上海の代表的ななスポーツ施設をご紹介します。

1. 上海体育館(上海大舞台)

1975年に完成した上海体育館は地元では「万体館」の愛称で親しまれています。最大収容人数は1万8000人に達し、国内外の重要なスポーツイベントの開催場所だけでなく、娯楽及び文化イベントの会場としても活用されており、現在、「上海大舞台」として知られています。

その主要建物は、高さ33メートル、直径110メートル、重さ600トンの巨大なドーム型屋根を持ち、上海耀皮ガラス工場製の画期的な製品である水色の断熱ガラスで飾られており、かつて「上海建築界の王冠に輝く真珠」と呼ばれ、今なお輝きを放っています。

場所:徐匯区漕渓北路1111号

2.上海体育場

1997年に完成した上海体育場は、最大8万人の観客を収容できることから「8万人体育場」とも呼ばれています。総敷地面積は19万㎡にも達し、数々の国際的スポーツイベントが開催されました。

外観は、外周が円形、内側が楕円形で、西側が東側よりやや高く、波のような形状を生み出しています。上空から見ると、上海市の市の花である白玉蘭のような形になっており、非常に印象的です。

2020年の改修を経て、収容人数は1万6000人増加して7万2000人にのぼり、スポーツ・エンタテインメントイベントの施設として活用され、中国で最高水準を代表するスタジアムの一つとなっています。

場所:徐匯区天鑰橋路666号

3.上海水泳館

1983年にオープンした上海水泳館は、当時の優秀建物であり、数多くの世界的なイベントが開催されました。

同館は世界標準に沿った改造工事を経て、建築面積は1万5800㎡まで拡大され、4階建てで、4つのプールを整える多機能市民水泳センターになりました。3階はこども専用の遊び場にリニューアルされました。また、標準的なプール、トレーニングプール、ベテラン用のダイビングプールもあります。

建物全体はシンプルな白を基調としたデザインで、太陽の光が差し込み、明るく開放的な空間を演出しています。

場所:中山南二路1300号

4.徐家匯体育公園総合館

徐家匯体育公園総合館は徐家匯エリアに位置する新たな複合型スポーツ施設です。「万体匯」とも呼ばれています。「万体」は「収容人数は1万人の体育館」の意味を表します。「匯」は徐家匯の「匯」で、徐家匯エリアにあるすべてのスポーツイベントのセンターであることに由来しています。

この新しく出来た2階建ての複合施設は、上海体育場、上海体育館、上海水泳館の景観を損なわないよう、全館が地下に建設されました。

館内には上海市最大のバドミントン館や卓球台、テニスコート、屋外にはバスケットボール場があります。

場所:零陵路1111号

5.源深スポーツセンター

1997年に着工され、1998年から段階的にオープンしてきた源深スポーツセンターは、浦東新区最大の多機能公共スポーツ施設であり、地元住民に人気です。

当センターには2万人の観客を収容できる屋外スタジアムと、5500人を収容できる屋内競技場のほか、プールもあります。また、卓球とバドミントン専用の5570㎡の室内体育館も整備しています。サッカー、バスケットボール、テニス、卓球、バドミントン、水泳、太極拳、ジムトレーニングなど20種類以上のスポーツを楽しめます。さらに、ボーリング、ヨガ、テコンドー、パドルテニスの施設もあります。

2012年8月からは24時間一般公開されており、初心者からベテランまで利用可能です。

場所:張楊路1458号

6. 上海市虹口足球場(虹口サッカースタジアム)

上海市虹口足球場の東側は魯迅公園、西側は地下鉄3号線と8号線の駅に隣接しています。1999年3月に完成し、2007年7月には2007年女子サッカーワールドカップの開会式に備えて改築工事が行われました。敷地面積は5.6ヘクタール、観客席数は3万5000席、ボックス席は47室、VIP用スペースは3045㎡に達します。現在は中国スーパーリーグの上海申花の本拠地として利用されているほか、コンサートなどのイベントにも頻繁に使用されています。

場所:東江湾路444号

7.万博黄浦体育園

2017年にオープンした万博黄浦体育園は、総敷地面積が3万㎡、黄浦江に隣接しています。その中心には南浦大橋の壮麗な景色を楽しめるサッカー場があます

また、テニスコート、バドミントン場、室内バスケットボール場など、多くのトップクラスの施設が設けられています。さらに、子供専用の遊び場、ビリヤード台、卓球台、ジムがあり、すべては一般公開されています。

場所:外馬路1353

8.江湾体育センター

江湾体育センターの原名は江湾体育館であり、1935年にオープンしたスポーツ施設です。かつては「極東第一の体育場」と称され、上海の代表的な建物でした。そのデザイナーは中国の伝説的な建築家である董大酋氏、近代的な雰囲気と中国の伝統的なスタイルを融合させ、スポーツ機能だけでなく、スタイルをも重視しました。外観は楕円形で、赤いレの主要建物があります。

場所:上海市楊浦区国和路346号

9.東方スポーツセンター

東方スポーツセンターは上海黄浦江の辺に位置し、万博公園に隣接する複合施設です。建築面積は18万8000㎡で、総合体育館、水泳館、飛び込み競技用プール、東方体育ビルという4つの主要建物や広場、駐車場、運動場、人造湖、緑地などの関連施設があり、近代性と自然の美しさが見事に融合しています。

うち、総合体育館の建築面積は7万8000㎡で、1万8000人の観客を収容できます。「海上の王冠」と呼ばれています。水泳館の建築面積は4万8000㎡で、「玉蘭橋」とも呼ばれています。飛び込み競技用プールの建築面積は1万1000㎡で、「ハーフムーン」の平面構造の屋根のため、「月の湾」とも称されています。東方体育ビルは体育館と飛び込み競技用プールの間にあり、建築面積が2万9000㎡で、地上15階建て、地下1階建てのオフィスビルです。

場所:浦東新区三林鎮泳曜路701号

出典: シティ・ニュース・サービス、WeChat公式アカウント「上海体育場館」