中国上海国際芸術祭、世界トップクラスに躍り出る
1月20日、中国上海国際芸術祭センターは「第24回中国上海国際芸術祭総合評価報告書」を発表しました。報告書は、100万件以上のビッグデータを整理し、エディンバラ国際フェスティバル やアヴィニョン演劇祭など世界有数の芸術祭と体系的に比較・分析することで、上海国際芸術祭は、初演作品の規模、国際化のレベル、観客体験、経済波及効果、産業プラットフォームとしての機能性など、複数の主要指標において世界の芸術祭のトップクラスに入ったことを示しています。
また、同センターは「影響力指数・優秀作品リスト」を発表するとともに、第25回中国上海国際芸術祭のプロジェクト募集を正式に開始しました。
「第24回中国上海国際芸術祭総合評価報告書」の作成、第24回芸術祭の成果を振り返る中国上海国際芸術祭センターの李明総裁
(写真提供・澎湃新聞)
中国上海国際芸術祭センターの李明総裁 は、第24回芸術祭が興行収入と評価の両面に大きな成果を挙げていたと紹介しました。メインステージ公演は興行収入が6593万7600元に達し、国内外から延べ14万900人の観客を動員しました。そのうち、海外観客は12.6%、上海以外の省・市の来場者は31.8%を占めています。同芸術祭には、世界80以上の国・地域から約2万人のアーティストが集結し、開催期間中1400件以上の関連イベントを実施しました。また、国際演芸大会および各種の国際対話を通じて600件近くの協力合意に調印し、参加機関の97.3%が対応に満足していると回答しています。
芸術祭は文化・観光消費の活性化にも大きく寄与しました。報告書によれば、上海を訪れた観客の平均滞在日数は4.56日で、そのうち62.3%が観劇のほか、博物館や美術展を訪れています。主要劇場の周辺では、夜間消費や海外クレジットカード決済額が倍増するなど、顕著な伸びを示しました。試算の結果、芸術祭のブランド価値は約23億4500万元~24億5200万元に達し、総合消費を44億2500万元押し上げたとされています。
同時に発表された「影響力指数・優秀作品リスト」では、リヒャルト・ワーグナー作曲のオペラ『さまよえるオランダ人 』、上海崑劇団による崑劇『太和正音――故宮崑曲選集(第一シーズン)』、マリインスキー劇場バレエ団のバレエ『海賊』 など、海外作品6演目、中国国内作品4演目を含む、計10作品が選出されました。
第24回中国上海芸術祭影響力指数・優秀作品リスト(写真提供・澎湃新聞)
第25回中国上海国際芸術祭のプロジェクト募集も同時にスタートしました。出演・委託プロジェクトでは、国内外の著名な劇団やアーティストによる名作および新作の応募を奨励しており、初上演・初公開、または独占企画を特に歓迎しています。
「アート・スカイ 」プログラムは、引き続き芸術の都市の公共空間への溶け込みを促進し、国際水準の作品、地域性や民族的な特色を活かした作品の応募を歓迎します。また、「若手芸術家支援プログラム」では、舞台芸術および視覚芸術分野において、世界中の45歳以下の若手アーティストを対象に作品を募集し、国際的視野とクロスジャンルの表現に挑む姿勢を示した 革新的作品の発掘に注力します。
さらに、「国際演芸大会」は今回初めて1月にプロモーション申請の受付を開始し、実演や映像プレゼンテーションなどを通じて、世界のバイヤーと早期にマッチングを行い、選出されたプロジェクトの巡回公演の実現を支援します。同センターは今後、エディンバラ国際フェスティバルと6度目の提携を行うほか、フランスのアヴィニョン演劇祭とも初めて提携する予定です。これらの欧州を代表しているトッププラットフォームで「中国にフォーカス 」シリーズイベントを開催し、中国文化の海外発信をさらに後押ししていく方針です。
出典:第一財経、上観新聞、解放日報、澎湃新聞