10か国23作品・120公演 2025上海国際児童戯劇芸術祭が開幕

2025上海国際児童戯劇芸術祭のポスター(写真提供・主催者)
10月1日から11月30日にかけて、「演芸大世界・2025上海国際児童戯劇芸術祭」が上海で開催されます。今回の芸術祭では、中国、デンマーク、オーストラリア、スペイン、オランダ、イギリス、アイルランド、日本、ベルギーなど10カ国から23作品、合計120公演が行われ、そのうち13作品が中国初上陸となります。また、光と影の音楽劇『ママの味』や、親子で楽しめる没入型演劇『私の本草世界』など、2つの新作も上映される予定です。

『私の本草世界』(写真提供・主催者)

『ママの味』(写真提供・主催者)
公演は上海市内の5つの有名劇場で行われます。さらに、芸術祭では9回にわたる「芸術対話」も特別に企画され、演劇業界のハイレベルな交流プラットフォームが設けられます。

充実した芸術祭の内容(写真提供・主催者)
芸術祭の重点プロジェクトのひとつ『私の本草世界』は、10月17日から11月30日まで中福会児童芸術劇院で上演されます。本作は、中医学文化の継承をテーマに、実景とインタラクティブなデジタル技術を組み合わせ、没入型でインタラクティブ性を有し、探索可能な「本草精霊の世界」を創り上げました。2つの体験ルート、5つのテーマ空間、30人以上のキャスト・スタッフ、約100種類の本草植物を用いて、不思議な冒険が展開されます。観客は、テクノロジーの力によって生まれ変わった伝統医学文化の新たな魅力を体験できます。栄威・上海児童芸術劇場では、11月1日と2日に「私の楽しい農場」親子テーママーケットが開催されます。演劇教育と生態美育を融合した、新感覚のワンストップ体験を家族向けに提供します。
本芸術祭は、多彩な芸術形式と革新的な企画を通じて、上海の親子連れに国境を越えた演劇体験を届けるとともに、国内外の優れた劇団に広く才能を披露する舞台を提供します。
出典:上観新聞