上海テレビフェスティバル30周年、中外文化交流の架け橋に

japanese.shanghai.gov.cn| 2025-06-25

6月23日、5日間にわたる第30回上海テレビフェスティバルが開幕しました。今回のテレビフェスティバルでは、白玉蘭賞、白玉蘭フォーラム、国際映像コンテンツ市場、テレビ番組の集中放送など、一連のイベントが行われます。なお、「満開の白玉蘭」授賞式は6月27日に開催される予定です。

今年、上海テレビフェスティバルは30回目の節目を迎えました。1986年、業界交流の促進を目的に、上海テレビフェスティバルは先駆的な姿勢で誕生しました。約40年の歩みを経て、黄浦江のほとりで開催されるこのフェスティバルは、中国のテレビ業界が世界と対話する架け橋を築き上げ、五大陸からの約1000作品が同じ舞台で競い合い、世界中の映像産業の相互交流・相互参考を促進する文化的祭典へと発展を遂げました。

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第30回上海テレビフェスティバルのポスター(写真提供・上観新聞)

今回の白玉蘭賞の作品募集は、参加国の多様性において顕著な進展を見せました。中国ドラマ、海外ドラマ、ドキュメンタリー、アニメ、バラエティの5部門で、五大陸の43カ国・地域から約1000作品が集結し、特にドキュメンタリー部門の応募数は前回より約10%増となり、最も顕著な伸びを示しました。アニメとドキュメンタリーの国内外作品が同じ舞台で競う2つの部門では、海外作品の割合が着実に増加しました。今回の白玉蘭賞の審査員団は、7カ国・地域からの15名のメンバーで構成されています。

今回のテレビフェスティバルの白玉蘭賞国際優秀テレビ番組の上映では、上海協力機構(SCO)加盟国の厳選された映像作品6本が放映されます。6月10日からは、イギリスドラマ『高慢と偏見』『エマ~恋するキューピッド~』、日本ドラマ『ホットスポット』『孤独のグルメ2024大晦日スペシャル』などの作品が、上海の各テレビチャンネルで順次放送されています。

今回のテレビフェスティバルの開幕式では、「白玉蘭国際プロモーション計画」が始動しました。上海テレビフェスティバルの既に築いた国際的な影響力を基盤に、「国際的な友好ネットワーク」を積極的に拡大します。今後3年間、同計画は中国の映像コンテンツと世界市場をつなぐリソースプラットフォームの構築に努め、データ駆動型のターゲティングプロモーション、文化と観光の融合による体験型プロモーション、長期的な協力メカニズムを活用し、中国の優良な映像コンテンツの輸出効率化を図ります。

今年、映画市場はテレビ番組市場と完全統合され、「国際映像コンテンツ市場」へと進化しました。多様な形態・ジャンル・次元の市場活動を通じて、業界リソースを統合し、産業間の「効率的なつながり」を促進します。さらに、市場の展示エリアが初めて一般公開され、「劇好玩MART」という新しいコンセプトのマーケットを創設し、没入型の映像文化カーニバルを創り出します。

出典:上観新聞