2025上海国際クルーズ船フェスティバルが開幕 上海など中国9都市が「クルーズ船+消費都市連盟」を設立
上海「五五ショッピングフェスティバル」の重要な一環として、2025上海国際クルーズ船フェスティバルが6月12日午前、呉淞口国際クルーズターミナルで開幕しました。同フェスティバルは「陸海連携・国内連携・国際連携」に焦点を当て、新航路発表、ブランド発表、都市連合協定調印など10回以上の主要プログラムを通じ、ビジネス・観光・文化・スポーツ・展示会をカバーする都市消費連動型クルーズ企画を展開しました。

2025上海国際クルーズ船フェスティバル開幕式(写真提供・中国日報網)
中国クルーズ産業の「発祥都市」として、上海は2006年、コスタ・アレグラ号の就航により、中国初の母港発着国際クルーズ航路を開設しました。今年6月12日、コスタ・セレーナ号が約700人の外国人観光客を乗せて呉淞口に再び入港し、上海観光の旅を開始しました。到着ロビーでは獅子舞や龍舞の熱演が観光客を迎え、歓声が沸き起こりました。
21歳の日本人女性・高橋凛花さんは初めて上海を訪れ、姉と共にクルーズ船で訪中した彼女は中国の全てに好奇心を燃やしており、伝統の獅子舞で目入れを招待された際に、楽しそうに「上海には大きな期待を抱いている。東方明珠タワーを見学し、もっとたくさんの中華グルメを味わいたい」と語りました。
「パンダ」「小籠包」は花菜子夫妻の上海旅行のキーワードとなっています。この日本人夫婦は中国語があまりわからないが、上海の魅力を「見所満載・遊び尽きない・食べ物最高」と独自の視点で捉えています。

人気を集める中国伝統芸能の龍舞と獅子舞(撮影・袁婧/文匯報)
「今、多くの日本人観光客が上海を中国旅行のファーストストップとしている」と、現地ガイドの胡炯華さんは述べました。彼が引率する日本人ツアーグループはこの後、外灘や南京路歩行者天国、豫園などを巡る予定です。彼の紹介によると、今年前半の担当ツアー数は前年比2~3倍に増加し、うち日本人観光客の増加が顕著です。
今回のクルーズ船フェスティバルでは初めて9つの沿岸都市と連携して「クルーズ船+消費都市連盟」を設立し、クルーズ船を架け橋として沿岸経済ベルトを結び、「港湾の集客力」から「消費の拡大」への転換を推進しています。
今回のクルーズ船フェスティバルは9月30日まで開催されます。期間中、各クルーズ会社が集客のため特色ある航路を展開します。例えば、クルーズ船「アドラ・マジック・シティ(愛達・魔都号)」は夏季特別企画「ナーザの大暴れ(原題:哪吒鬧海)」を、MSCグランディオーサはアジア初のレゴテーマのクルーズイベントなどを開催します。
さらに、上海市内の主要商業エリアでもクルーズテーママーケットや航海文化展、面白いスポーツイベントなど多彩な企画が展開されます。「クルーズ+商業エリア」「クルーズ+無形文化遺産」「クルーズ+子連れ家族」など多様なシナリオを通じて、市民に「海上移動都市」と「陸上の豊かな生活」が織りなすシームレスな一体感ある没入体験を提供します。
出典:上観新聞、中国日報網、人民網