第40回上海の春国際音楽祭、開幕カウントダウン
上海の春国際音楽祭組織委員会弁公室によると、第40回上海の春国際音楽祭は2025年3月23日から4月9日まで開催される予定です。今回の音楽祭は「春の響き」をテーマに、56回のメイン公演、13件の特別テーマイベント、及び様々なプログラム公演が行われます。

第40回上海の春国際音楽祭は2025年3月23日から4月9日まで開催される。(写真・WeChat公式アカウント「上海発布」)
音楽祭の開幕公演は3月23日夜、上海シンフォニーホールで行われます。コンサートは「平和に向けて未来へ」をテーマにし、滅亡から国を救って生存を図ることや民族の復興を反映した名作を3曲選びました。
「上海文化」ブランドの質向上と効率向上を後押しし、上海文化の「埠頭」と「源」の構築の並進を促進するため、音楽祭は中国上海国際芸術祭と手を携えて「時代の交響——全国優秀楽団招待公演」を開催します。また、「芸術普及」や「理論研究」などの一連のイベントを通じて、「上海の春」の舞台で中国の音楽芸術の発展において成し遂げた多大な成果を展示します。

今回の音楽祭の国際交流公演プロジェクトの数は全体の公演回数の30%を超えた。(写真・WeChat公式アカウント「上海発布」)
音楽祭は国際芸術交流と協力の深化を通じて、国内外の文化の対話を行うための芸術舞台を構築します。今回の音楽祭の国際交流公演プロジェクトの数は全体の公演回数の30%を超え、音楽祭の国際性と影響力は絶えず向上しています。今回の音楽祭にはドイツ、フランス、米国、英国、日本などの海外諸国の芸術番組10件に加え、香港・マカオ・台湾地区からの芸術番組も申請され、その中にはロンドン・ウェストエンドの古典ミュージカル『サンセット・ブールバード』(サラ・ブライトマン主演)、英国のワイズ・チルドレン劇団のミュージカル『嵐が丘』(中国大陸初公演)といった高品質な演目が多数含まれており、「アジア芸能の都市」の建設を後押しします。
音楽祭は終始音楽分野の新しい人材の発掘と育成に力を入れており、段階別、多次元的な支援システムを通じて芸術成長プラットフォームを構築しています。新人の新作展示プロジェクトが40%近くを占め、音楽・舞踊芸術の革新的活力を効果的に活性化させます。新人の新作展示プラットフォームのほかにも、音楽祭は関係各所と連携して複数のオリジナル作品募集・公演イベントを開催します。
人民都市の重要な理念を踏み込んで実践するため、音楽祭は「都市型、国際的スタイル、専門性、活気」の位置づけに立脚し、文化・観光・ビジネス・スポーツ・展示が融合される新モデルを積極的に模索し、「半券経済」を重視する一方、PRと呼びかけにさらに力を入れ、地元の人々を楽しませ、他地域の人々を引き付けて「集客」するという各公演イベントの役割をしっかり発揮します。
音楽祭は新たに「春の琴韻 音楽の都市――上海の春国際バイオリンカルチャーウィーク」を打ち出しました。上海音楽学院、蘭心大戯院などの代表的な文化的ランドマーク、静安区張園、普陀区環球港、浦東新区正大広場などの特色ある商圏、上海71番、20番バス路線の沿線で、市民と国内外の観光客のためにバイオリン文化活動を実施しています。同時に、「2025上海の春音楽文化消費おすすめマップ」をも発表しました。また、国際アコーディオン文化芸術祭、デジタルミューズ――音楽・科学技術クロスオーバーフェスティバルなど、華やかなサブイベントも開催されます。
また、音楽祭は芸術の普及をさらに強化し、芸術教育協力を広く展開します。上海音楽学院、華東師範大学、同済大学、上海大学、上海師範大学の5つの大学の「芸術成果展示ウィーク」が一般公開され、大学の芸術資源を市民が共有できる文化の饗宴にしています。
文化・芸術による恵民政策において、音楽祭は人民都市理念を積極的に実践し、恵民政策の推進力をさらに強化しています。音楽祭公演の95%をカバーする2万枚余りの公益チケットを発行し、手頃な価格で人々が芸術の春を共有するよう推進します。

音楽祭の閉幕公演でクラシックオペラ『椿姫』が上演される予定。(写真・WeChat公式アカウント「上海発布」)
音楽祭の閉幕公演は4月9日夜、上海音楽学院歌劇院で開催されます。上海音楽学院が世界10大オペラ祭の一つであるフィンランド・サヴォンリンナ・オペラ・フェスティバルと共同でクラシックオペラ『椿姫』を上演します。
出典:WeChat公式アカウント「上海発布」