「外国人」と国潮豫園の出会い
2025年2月11日、元宵節を前に、豫園には人波が行き交っていました。夕方に近づくと、しとしと降る冬雨がランタンを見に来た人たちをしばらく濡らしたが、豫園灯会(ランタン祭り)はとどまることを知らない人気ぶりを見せていました。ランタン遊園会のクライマックスは元宵節の前夜にすでに訪れました。
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2025年2月11日、元宵節前日の上海の豫園。夕暮れ時、雨の中傘をさしてチケットを購入して入園する観光客。(撮影・呉棟/澎湃新聞)
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ランタンを見ている人たち。(撮影・呉棟/澎湃新聞)
「China Travel」が中国春節に出会い、豫園灯会の影響力が絶えず拡大し、多くの外国人がファンになりました。にぎやかな豫園灯会では、多くの外国人の姿も見かけるようになりました。灯会も次第に中国文化をアピールする重要な窓口になっています。
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虎の帽子をかぶり、豫園灯会を没入感たっぷりに楽しんでいる外国人観光客。(撮影・呉棟/澎湃新聞)
「元宵節のランタン祭り」を体験するため、世界中からの観光客が訪れました。上海ニューヨーク大学在学中のフランス出身のグレッグさんは、友人二人と豫園で光と影が織りなす幻想的な世界に夢中になり、帰ることを忘れていました。「私は中国文化にすごく興味を持っています。豫園灯会には古い建物と新しいものが混在しています。普通だと、両者をうまく両立させるのはとても難しいことですが、ここでは非常にうまく融合されています」とグレッグさんは述べました。
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観光客と一緒にランタンを見ているフランス出身のグレッグさん。(前列右から1番目)。(撮影・呉棟/澎湃新聞)
一般的に、ウサギランタンは元宵節の定番です。しかし、今年は豫園と周辺の雑貨市場ではヘビの要素を取り入れたランタンも発売されているので、子どもたちの興味を引き起こしました。
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ヘビランタンに惹かれた子ども。(撮影・呉棟/澎湃新聞)
豫園灯会は上海ひいては中国で最も代表的な伝統的祝日イベントの一つとして、すでに30回も成功裏に開催されています。この30年の中、豫園灯会は中国の伝統文化を伝承してきただけでなく、絶えず革新しながら現代的な要素を融合させ、毎年春節期間中に市民や観光客が先を争って訪れる人気スポットとなっています。豫園灯会は2023年から「山海奇豫記」をテーマに、時空を越えた文化ツアーを用意し、ランタン観賞者にまるでミラクルでファンタジーな古代東方神話の世界に身を置いているかのような体験をさせ、知らず知らずのうちに国潮(中国伝統の要素を取り入れたおしゃれな国産品のトレンド)のロマンチックさを感じさせています。
豫園灯会はランタン祭りだけでなく、無形文化財と民俗公演をアピールするプラットフォームでもあります。毎年の灯会で、観光客は切り絵、影絵芝居、砂糖絵画などの無形文化財の技を楽しむことができるほか、龍舞や獅子舞、戯曲公演などの伝統的民俗イベントも観賞することができます。これらのイベントは灯会の内容を充実させただけでなく、より多くの人に中国の伝統文化を理解・伝承してもらうこともできます。
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豫園灯会の『山海経』テーマランタン。(撮影・許海峰/澎湃新聞)
元宵節は、湯円販売のピークです。11日、上海の老舗「美新点心店」は、店の外では顧客たちが長蛇の列を作っており、店内では従業員が全力で湯円を作っていました。
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2025年2月11日、元宵節を前に、上海の老舗「美新点心店」はすでにさまざまな元宵料理を発売しており、顧客たちも店の外で列に並んで購入している。(撮影・許海峰/澎湃新聞)
出典:澎湃新聞(The Paper)