2025年豫園灯会が元旦に開幕へ、上海初のランタンアート展も同日スタート

japanese.shanghai.gov.cn| 2024-12-20

このほど、2025年豫園民俗芸術灯会(ランタンフェスティバル)並びに豫園灯会30年特別展の発表会が上海豫園商城で開催され、2025年豫園灯会は2025年1月1日に開幕し、2月12日まで続き、計42日間だと発表されました。特筆すべきは、上海初の灯彩(ランタン)文化芸術展「灯彩に限らない:豫園灯会30年並びに中国ランタンアート展」も同日にスタートすることです。

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(写真・上観新聞)

2025年豫園灯会は「山海奇豫記」を物語り続け、ジャングル編が始まります。そして「万物美好 衆生奇妙(美しい万物 ファンタジックな世界)」をテーマに、中国式のロマンを引き続き伝え、『山海経』をめぐり、干支の蛇と山海間の百獣のランタンや、豊富多彩な幻想の世界、いきいきとしたファンタジックなシーンを作り上げます。

今回の豫園灯会はまた、「山海奇豫記・ジャングル編」というテーマの企画を通じて、生態文明と環境保護にも目を向け、ESG(環境・社会・ガバナンス)の環境保護理念を貫き、グリーン灯会を作り上げます。豫園灯会に毎年も様々なテクノロジー要素が見られ、今年はブラックテクノロジーの「ジャングルの目」、メタバース灯会、ARによる神獣とのインタラクション、AI撮影旅行、VRの没入型参加体験などのプロジェクトを打ち出し、観光客により多くの新しい感覚体験をもたらします。

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(写真・上観新聞)

同日に開幕するアート展は、2025年1月1日から2月28日まで豫園商城の華宝楼で開催され、博物館が所蔵する古い灯器から選りすぐった逸品13点が展示されます。その中に金山区博物館が対外展示したことのない蔵品も数点あり、今回は珍しく豫園で展示されます。秦・漢時代から明・清時代までのこれらの展示品は、いずれもそれぞれの時代を代表しています。来場者は古い灯器と「対話」して、中国の各歴史時期の異なる審美と生活様式を洞察し、中国の科学技術と生産力の発展と進歩を読み解き、中華文化の魅力と生命力を感じることができます。

(写真・上観新聞)

春節期間に上海の最も注目される民俗文化イベントの一つとして、30年の歴史を持つ豫園灯会は、上海市民や観光客の心の中の美しい思い出を呼び起こします。来場者は灯彩文化芸術の美しさを鑑賞するだけでなく、自分と豫園灯会と、そして上海とのつながりを描く温かい瞬間と幸せな思い出を蘇らせることもできます。

また、2025年豫園灯会開催期間中、「上海発布」のマスコット「兎小布」が灯会に登場します。来場者は灯会を鑑賞しながら、6か所に設置される「兎小布」と出会うことができます。さらに、「上海発布」のオンラインプラットフォームで灯会開催期間中にサプライズの記念品抽選キャンペーンが行われます。

(写真・上観新聞)

中国民俗文化の代表として、蛇年の豫園灯会は上海市、海南省三亜市、遼寧省瀋陽市、四川省射洪市など中国の複数の地方で開催されることになります。2025年の新年を迎える際に、各地方の灯会は同時に点灯する予定です。豫園灯彩芸術の不思議な魅力は上海以外でも体験できるようになります。

チケット情報について

2025年上海豫園灯会は2025年1月1日から2月12日まで開催され、「票星球」アプリ及びミニプログラムでチケットを購入することができます。月曜日から木曜日(指定された祝日を除く)と1月26日、2月7日は、観光時間が16:00~22:00で、大人チケットは1枚50元(約1050円)、子どもチケットは1枚30元(約630円)です。金曜日から日曜日(1月26日、2月7日を除く)と祝日(元旦、春節の1月29日-2月4日、元宵節の2月12日を含む)は、観光時間が14:00~22:00で、大人チケットは1枚80元(約1700円)、子どもチケットは1枚50元(約1050円)です。

注意:1月28日(大晦日)は灯りをともしません。

「灯彩に限らない:豫園灯会30年並びに中国ランタンアート展」のチケット価格は、大人チケットが1枚20元(約420円)、子どもチケットが1枚10元(約210円)です。VR体験とAI写真撮影体験は別途で購入する必要があります。

出典:上観新聞(Shanghai Observer)