第35回上海観光フェスティバルは9月14日開幕、世界中のパフォーマーが上海に集結
第35回上海観光フェスティバルは9月14日夜、開幕しました。開幕式ではパレードが4年ぶりに復活しました。25のパフォーマンスチームと25台の豪華なフロートで構成されたパレードは、キラキラと輝き、観客の歓声に包まれながらゆっくりと進んでいきました。
観客の歓声に包まれながらゆっくりと進んでいるパレード。(写真・VCG)
フロートのほか、アメリカ、フランス、イタリアなど16の国・地域からのパフォーマーが集結し、それぞれの民族衣装を着て、独自のダンスと音楽を披露しました。国と言語が異なっても、音楽とダンスで喜びを表し、さまざまな芸術スタイルが上海観光フェスティバルで融合しました。
民族衣装を着て、独自のダンスと音楽を披露している外国人パフォーマー。(写真・VCG)
初めて上海に来た9歳のアルメニアパフォーマー:中国で暮らしたい
この前のリハーサルで、アルメニア人出演者らは記者に対し、今回披露する演目は「アルメニア人民の勝利」だと紹介しました。デビアン・ダンス・アート・グループが中国に来るのは今回が初めてで、出演者40人以上を含む60人以上のチームで参加しており、そのほとんどは幼い子供たちで、最年少はわずか9歳で、保護者に同伴してもらう子もいます。流暢な中国語を話せるVictoriaさんを除く他のメンバーは全員初めて中国を訪れます。
伝統文様が施されているアルメニア衣装を着たVictoriaさんは、自分たちがデザインして作ったものだと紹介しました。彼女は17歳で、幼稚園の頃から中国に暮らしており、訛りが全くない中国語を話しています。将来は中国の大学に進学し、目標は中央美術学院だとしています。
初めて中国に来た子供はみんな興奮していました。最年少の9歳のLeonaさんは、上海で踊ったり旅行したりすることができてとてもうれしいとしました。上海の高層ビルは特に美しく、上海の食べ物にも興味があり、上海が好きで、将来は中国に暮らしたいと思っていると記者団に語りました。
Leonaさん(左)とVictoriaさん(右)(写真・周到上海)
10年ぶりに上海観光フェスティバルに来たチリ人パフォーマー:上海の人々は親切
リハーサルでは、韓国のダンスグループによる静かで優雅な朝鮮舞踊や、インドのパフォーマンスグループによる華やかで手の動きが特に複雑で変化に富んだインド舞踊など、さまざまな国や民族の個性豊かなパフォーマンスが披露されました。
チリのアラウカニア海岸民族舞踊団は、島の風情に満ちる踊りを披露しました。ダンサーのRichard Sotoさんとチームメンバたちは、貝殻、羽、動物の皮などで作られた民族衣装を着て、顔には白い線で構成された模様を描いています。ほとんど全員が初めて中国に来たアルメニアのチームとは異なり、このチリの舞踊団は10年前に上海に来たことがあります。今回のチームには、その10年前のパフォーマーも、初めて上海に来たパフォーマーもいます。
10年前に上海に来て公演をしたRichardさんは、10年前に上海に来て上海の人々の熱意を感じてとても楽しかったので、また来たかったと話していました。
ダンスだけでなく、バンド演奏もフェスティバルの雰囲気を最高潮に押し上げました。スイスからの吹奏バンドのDanielさんも今回が初めてで、彼とチームメンバはすでに朱家角を訪れており、「東方のヴェネツィア」の上海の美しい景色に驚いていました。また、円卓を囲んで料理をシェアする中国の食文化を評価しました。
Danielさん(右から1番目)(写真・周到上海)
今回の上海観光フェスティバル期間中、より多くの市民や観光客が上海観光フェスティバルの美しさと楽しさと喜びを体験できるように、フロートパレードは黄浦、楊浦、宝山、嘉定、金山、松江、青浦、奉賢、崇明の9つの行政区と臨港新区を巡回する予定です。
情報源:周到上海