上海自由貿易試験区、標準化分野における自主開放の試行事業を実施

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上海市市場監督管理局によると、中国国家市場監督管理総局弁公庁と商務部弁公庁はこのほど、中国(上海)自由貿易試験区を含む5つの自由貿易試験区(港)を、全国初の標準化分野の自主開放に関する試行事業を実施することを承認しました。試行期間は3年間です。今回の試行事業は、上海自由貿易試験区を中心に、浦東新区全域を対象として実施されます。これにより、上海は標準化分野における自主開放の先行的な取り組みを本格的に担うこととなります。

同試行事業では、標準制度の革新と対外開放の拡大を軸に、発展と安全の両立を図りながら、5つの重点分野で12項目の重点課題を先行的に実施します。2029年までに、国際基準との整合性を備えた新たな標準化の開放体制の構築を目指します。具体的には、検査・認証結果の国際相互承認に関するモデル事例の創出、重点産業における標準イノベーション連合体の育成、高水準の国際標準の策定、中国標準の海外適用モデル事例の創出、国内外の標準化専門人材の集積などを進め、「中国モデル」をより多く国際標準体系に反映させていく方針です。

高水準の経済・貿易ルールの形成を主導

電子取引書類・証明書等の分野における国際標準の策定を加速させ、電子取引書類・証明書の信頼性・利便性・安全性を確保した活用を促進します。また、データの越境移転に関する安全管理モデルを実施するほか、実質的な活動を伴う国際協力プラットフォームを設立し、「一帯一路」共同建設国との検査・認証結果の相互承認を推進します。

開放的で包摂的なイノベーション・エコシステムの構築

企業間連携による標準策定制度を一層深化させ、海外機関や外国人専門家が国際的な企業連携による標準策定に参加できる環境を整えます。また、団体規格の海外適用を促進するとともに、国内外の消費者が国際標準の策定に参加できる仕組みを整備します。

海外主体による標準策定への参画促進

外国人の高度専門人材に浦東新区に拠点を置く国内の標準化技術組織や国際標準化機関の事務局、国内の関連技術機関への参画機会を提供します。また、海外機関による国際・国内標準の策定への参画を支援することで、中国標準と国際標準との整合性を高めます。

標準化分野における国際交流・協力の深化

海外市場への参入規則や各国・地域の業界政策に関する情報を収集し、重点分野における国内外の標準を比較・分析することで、企業のコンプライアンスリスク の軽減を支援します。また、中国標準の海外適用を推進し、ハイレベルな国際交流イベントを開催するとともに、海外の機関や専門家との技術交流や標準化に関する連携を強化します。

ワンストップ型総合サービスプラットフォームの構築

国際標準化協力プラットフォームを活用し、標準化関連サービスを迅速に利用できる仕組みを整えます。さらに、標準化専門人材の育成、標準化データのスマート化サービスの普及、国際標準との整合・交流・調整に向けた連携窓口の設置、標準化成果の実用化を加速させる仕組みの構築などを進め、あらゆる主体・段階・応用シーンをカバーする包括的な標準化サービスを提供します。

今後、上海は自由貿易試験区が持つ「改革開放の総合的な実証プラットフォーム」としての機能を十分に発揮し、重点分野や重要な段階における標準制度の革新に注力し、標準化改革に向けた新たな施策、新たな体制、新たなモデルを試行・検証し、他地域でも導入・展開できる経験や取り組みの形成を目指します。

出典:上海市市場監督管理局