上海、30社の多国籍企業地域本部と15の外資系研究開発センターを新たに認定

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上海へのグローバル/外資系企業による投資が持続的に増加し、多国籍企業が集積しています。3月18日、第42回多国籍企業地域本部および研究開発センターの認定授与式が上海で開催され、30社の多国籍企業地域本部と15の外資系研究開発センターが認定を受けました。

今回認定された多国籍企業地域本部と研究開発センターの多くは、バイオ医薬品、集積回路、ハイエンド機器、自動車、ファッション消費財など、上海市が重点的に発展させている産業分野からの企業です。多くはリーディング企業で、その中で8社のフォーチュン500企業が上海に本部または研究開発センターを設立しました。また、レベルが高い特徴として、4つのアジア太平洋地域本部、4つの大中華地域本部、3つの事業部本部、1つのグローバル研究開発センターが含まれています。

2025年、上海では6300社以上の外資系企業は新設され、前年同期比6.8%増となり、実行ベース外資導入額は160億ドルを超え、60社の多国籍企業地域本部と45の外資系研究開発センターは新たに認定されました。今年2月までに、認定済みの多国籍企業地域本部および外資系研究開発センターは累計でそれぞれ1084社と647カ所に達し、上海は依然として外商投資の最優先地の一つであり、多国籍企業のグローバルサプライチェーン配置の最優先地の一つです。

本部のアップグレードと投資の実施

フィニアグループ(PHINIA)は1997年に中国に進出し、上海市、山東省、江蘇省に6つの実体工場を設置しています。中国市場への継続的な投資の重要な措置として、同グループはアジア太平洋地域本部を上海で設立し、管理と投資の一体化機能を十分に発揮することを目指します。

フィニアグループ中国区の責任者である楊宏勇氏は、今回のアジア太平洋地域本部の設立は、中国、日本、韓国、インド、シンガポールなどの市場を統括管理し、地域間の協力、技術共有と資源最適配置を強化し、グローバル技術とアジア太平洋市場をつなぐ架け橋となると述べました。

イノベーションの成果を中国に残す

アッヴィ(AbbVie)副総裁兼中国区製薬総経理(中国本土及び中国香港・マカオ地域)董莉君氏は、「2025年末までに、上海本部を運営本部から多国籍企業地域本部にアップグレードしました。これでアッヴィの中国での発展が『2.0時代』に入りました」と述べました。また、同氏は、本部のの実質的な格上げは、将来を見据えた戦略的投資をもたらすと強調しました。

「アッヴィは上海本部を出発点として、体系的に現地協力を深化させ、グローバルなイノベーションエコシステムの構築に力を尽くしています。上海のイノベーション環境を頼りに、アッヴィは現地イノベーションとグローバルレイアウトの融合を加速しています。現在アッヴィは13のトップクラスの病院と50以上の臨床研究機関と深く協力しており、浦東で20以上の臨床研究プロジェクトがアッヴィのグローバル本部によって『重点投資プロジェクト』として指定され、総投資額は7500万元を超えました」と同氏は紹介しました。

現地研究開発によるグローバルレイアウトの強化

現代前瞻汽車技術開発(上海)有限公司の取締役総経理楊峰氏は、「現在中国の地元自動車企業が急速に発展しており、市場競争が激化する中、ヒョンデ自動車グループも大きな課題に直面していますが、当社は常に中国市場を重視し、中国での投資と研究開発を継続的に強化しています。今回、上海研究開発機関を多国籍企業研究開発センターにアップグレードしたことは、当社が中国市場に深耕していることの最も有力な証拠です」と述べました。

「AI、自動運転、ロボットタクシーなどの先端技術分野のニーズに迅速に対応するため、当社は中国の主流ICT(情報通信技術)企業や技術系優良スタートアップ企業と積極的に連携し、全面的な共同研究開発を実施し、川上・川下の優れたリソースを統合し、スマートカー先端技術分野でのコア競争力を全面的に向上させています。上海でユーザーエクスペリエンスセンターを建設することで、中国の顧客を中心としたサービスとイノベーション技術研究開発を強化しています」と同氏はさらに紹介しました。

出典:上観新聞