外商投資企業ベスト100発表――上海における中核的な外資の力がさらに強まる

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(写真・VCG)

上海は、外国企業にとって最も魅力的な投資先の一つであり、多国籍企業がグローバル産業チェーンを構築する際の主要な選択肢の一つでもあります。11月12日に開催された上海市外商投資企業ベスト100の発表会において、上海市外商投資協会は2024年度上海市外商投資企業ベスト100を発表しました。2024年度には、計265社の外商投資企業が、上海市外商投資企業の営業収入・輸出入総額・納税貢献・雇用創出の4つの分野のベスト100企業に選ばれました。

このうち、2つのランキングに同時に入った企業は58社、3つのランキングに同時に入った企業は25社ありました。さらに、以下の9社が4つのランキングすべてに名を連ねました。リシュモン商業有限公司、ルイヴィトン(中国)商業販売有限公司、ジョンソン・アンド・ジョンソン(上海)医療機材有限公司、ロシュ診断製品(上海)有限公司、上汽フォルクスワーゲン汽車有限公司、テスラ(上海)有限公司、上汽ゼネラルモーターズ汽車有限公司、聯合汽車電子有限公司、タイコエレクトロニクス(上海)有限公司の9社です。

前年と比べ、2024年度の上海市外商投資企業ベスト100に入った企業数は、258社から265社へと増加しました。これら265社は、上海における外商投資企業の中核的な存在となっています。

統計データによると、このランキングに入った外商投資企業の営業収入総額は、当年の外商投資年度報告に参加した上海市の外商投資企業の年間総営業収入の31.16%を占め、輸出入総額は上海の外資企業全体の44.68%を占め、納税総額は外商投資年度報告企業の納税総額の31.75%を占め、総雇用者数は外商投資年度報告企業における総雇用者数の17.50%を占めています。

国・地域別に見ると、米国・日本・ドイツの企業が引き続きトップを走り、この3か国の企業数は全体の過半数を占め、その比率は55%に達しています。

バイオ医薬は上海の三大先導産業の1つであり、また、上海における外資企業が最も発展している分野でもあります。2024年度上海市外商投資企業ベスト100には、前年より7社多い計19社のバイオ医薬企業がランクインしました。企業数が増えたのみならず、納税面での貢献や輸出入総額も大きく伸びています。

上海市商務委員会によると、「第14次五カ年計画」期間中、バイオ医薬を含む上海のハイテク産業における実際の外資利用額の割合は33.5%に達し、2020年末から2.6ポイント上昇しました。その中でも、集積回路・バイオ医薬・人工知能を中心とするハイテク製造業は、製造業における外資の比重が52%に達しています。また、外資系研究開発センターのレベルも着実に向上しており、今年新たに認定された外資系研究開発センターは40か所、累計631か所に達し、そのうち、19カ所がグローバル研究科発センターです。

金融業は上海経済の大黒柱であり、成長を牽引するエンジンでもあります。外資金融医業は、上海が国際金融センターを構築する上で欠かせない存在です。2024年末時点で、上海には各種の許可を得ている金融機関が1782社あり、そのうち555社が外資系であり、全体の30%を超えています。

納税貢献度ベスト100では、外資金融企業が14社ランクインしています。そのうち匯豊銀行(中国)有限公司とスタンダードチャータード銀行(中国)有限公司の2つの銀行の増加幅が特に大きかったです。

出典:解放日報