「虹口・日本 投資の新たな機会」交流イベントが成功裏に開催
7月10日午後、「虹口・日本 投資の新たな機会」をテーマとしたイベントが北外灘で成功裏に開催されました。さまざまな業界から中国資本系・外資系企業やサービス機関から約100名のゲストが一堂に会し、双方向投資をめぐる議論が交わされました。

「虹口・日本 投資の新たな機会」交流イベント(写真・WeChat公式アカウント「虹口商務」)
虹口区商務委員会の伍志勇主任は挨拶の中で、「虹口区は、上海市が進めている『五つのセンター』建設における中核エリアの一つとして、サービス業のさらなる開放において、整備された海運産業チェーン、資産運用の集積、多様な貿易形態といった、鮮明な地域特性を形成してきました。現在、虹口区は新たなチャンスを積極的に捉え、双方向のエンパワーメントによって、開放拡大を推し進め、企業の『進出と誘致』を加速させています。本イベントは、当区が全産業チェーンにおける双方向エンパワーメントの交流プラットフォーム構築に向けた取り組みの一環でもあります。当区は今後も引き続き、『法治による行政』『誠実な行政』『サービス指向の行政』『企業支援型の行政』を目指し、企業と共に発展を分かち合い、明るい未来を共に築いてまいります」と述べました。
日本貿易振興機関(JETRO)上海事務所の高村大補副所長は挨拶の中で、「近年、日本のマクロ経済は顕著な回復を遂げ、デフレ脱却に成功しました。賃金の上昇により、消費市場も活性化しています。企業における開放性やイノベーションへの意欲も明らかに高まっています。スタートアップ企業は数が増加しているのみならず、質の面でも向上しています。こうした動きは日本で事業展開を目指す中国企業にとっても、前向きでプラスの影響をもたらすでしょう。JETROとしても、日本に進出する中国企業に対し、可能な限り最善の支援を提供できるよう、全力を尽くしてまいります」と述べました。

JETRO上海事務所の高村大補副所長(写真・WeChat公式アカウント「虹口商務」)
イベントでは、各機関が多角的な視点から、企業が関心を寄せる投資機会や課題を中心に、虹口区および日本の一部地域におけるビジネス環境の特徴を紹介しました。虹口区商務委員会、北外灘街道弁事処は、それぞれ虹口区の外資誘致政策や地域のビジネス環境などについてテーマ別のプロモーションを行いました。JETRO上海事務所、一般財団法人大阪国際経済振興センター(IBPC)上海事務所(大阪市上海事務所)、公益財団法人あいち産業振興機構・上海事務所、天達共和法律事務所などの機関からは、中国企業が日本に進出する際の流れとポイントについて、詳しい解説がなされました。

円卓フォーラム(写真・WeChat公式アカウント「虹口商務」)
円卓フォーラムでは、コーセー中国区の金建民副総経理をはじめ、中国銀行虹口支店、日中経済貿易センター、天達共和法律事務所の関係者らが登壇し、政策支援、産業連携、現地化運営、越境金融サービスなどの観点から、現在虹口区と日本の間における双方向投資協力の現状、直面している課題、潜在的なビジネスチャンスについて深く掘り下げました。そして、中日企業の互恵的でウィンウィンな発展を促進するよう、さまざまな視点から具体的な提案と見解が共有されました。
出典:WeChat公式アカウント「虹口商務」