上海レゴランドが正式オープン マーリン・エンターテインメンツが語る中国の戦略的意義

7月5日、上海レゴランドリゾートが正式にオープンしました。同日午前、上海レゴランドリゾートのオープニングセレモニーが世界最大の巨大レゴ人形「搭搭(ダーダー)」の前で行われました。

上海レゴランドリゾートのオープニングセレモニー(撮影・朱偉輝/澎湃新聞)

マーリン・エンターテイメンツCEOのフィオナ・イーストウッド氏は次のように述べました。「マーリン・エンターテイメンツの使命は、世界中の家族や観光客に忘れられない遊び体験を提供することです。本日、世界第2位のテーマパーク市場である中国で初のレゴランドリゾートをオープンできたことは、私たちが世界的なブランドエンターテイメント目的地のリーダーとなる目標に向けて重要な一歩を踏み出したことを示しています」。

上海レゴランド有限公司の荘健董事長は、「レゴランドが上海に進出したことで、国際的なテーマパークの先進的な運営理念と豊かな文化的内包がもたらされ、金山ひいては上海の観光市場に新たな活力を注入し、より多くの国内外の観光客を引き寄せるでしょう」と語りました。

上海レゴランドリゾート(撮影・朱偉輝/澎湃新聞)

上海レゴランドリゾートは敷地面積が31万8000㎡で、8つの没入型テーマエリア、75以上の乗り物やショーエリア、アトラクションのほか、8500万個以上のレゴブロックで組み立てられた数千のレゴモデルが展示されています。

マーリン・グループにとっての中国市場の意義について、フィオナ・イーストウッド氏は、「中国は世界第2位のテーマパーク市場であり、当社にとって非常に重要な戦略的意義があります。上海レゴランドが影響を与える地域には5500万人が住んでいます。このような大規模なレゴランドを建設するには、少なくとも10年はかかります。まるで新しい街を築き上げるような、心血を注いで丹念に作り上げていく過程なのです」と語りました。

今後の計画について、上海レゴランドの陳潔総経理は、「来園者の満足度とブランド評判の向上が、我々の2つの重要な目標です。現段階では評判づくりが重点です。開園後の運営が安定次第、一連の季節限定イベントを展開するとともに、新商品の計画についても検討を行い、来園者の満足度と遊び体験を継続的に向上させていきます」と語りました。

また、陳総経理は「現在の上海レゴランドリゾートは1つのテーマパークとテーマパークホテルで構成され、リゾートの西側には将来の拡張用地も確保しています。上海レゴランドの今後5~10年間の新たな計画は既に策定を進めており、どうぞご期待ください」と明かしました。

出典:澎湃新聞