上海松江、サービス窓口を設置、企業にワンストップ海外進出支援サービスを提供
このほど、2025年松江区「揚帆云間」企業海外進出支援第3期日韓特別セミナーが松江区の中安科創園で開催されました。「政策解説+国際経営実践共有+越境金融物流ソリューションマッチング」の三位一体モデルで、企業が市場機会を捉え、東アジア産業循環システムに深く融合できるよう支援します。
上海の対外開放の重要拠点と先導的地域として、松江区は早くも1984年に、上海市郊外で初となる中外合弁企業を誘致しました。40年の発展を経て、外資系企業が松江区の経済成長の柱となり、全区の一定規模以上の工業企業の生産額の60%以上と対外貿易輸出入額の80%以上を占めています。そのうち、日本は松江区第3位の出資元であり、日立やパナソニック、ホンダなど22社の世界トップ500社を含め、823社の日系企業が累計62億6000万ドルを投資しています。
松江区「揚帆云間」企業海外進出支援第3期日韓特別セミナー会場の様子(写真提供・上観新聞)
当日、大阪国際経済振興センター上海事務所及び大韓貿易投資振興公社の関係責任者が、日韓投資政策解説や日韓企業の現地経営実践ノウハウを参加企業に共有しました。
当日の金融・税関政策解説及び企業実践共有セッションでは、中信銀行上海支店国際業務部が「金融支援による企業海外進出総合ソリューション」を共有し、松江税関が「日韓自由貿易協定関税譲許政策概要」を説明し、上海松江総合保税区茸欣貨運站有限公司が通関前処理拠点試行事業について、「国産品海外進出支援による経済促進」という特別発表を行い、企業の政策活用を支援しました。
次の段階では、松江区はより質の高い、より正確な企業向けの「海外進出」支援サービスを引き続き提供します。資金支援を強化し、国際化人材育成・誘致メカニズムを整備し、国際経済貿易協力と情報サービスプラットフォームを最適化し、企業の的を絞った市場開拓を支援します。松江区は実務的な行動で国際協力の機会を積極的に拡大し、地域産業の持続的なレベル向上を支援すると同時に、松江区の企業海外進出支援サービスエコシステムに依拠し、テーマ研修を継続的に展開し、知的財産権、税務法務、金融保険などの支援を提供します。今年、松江区は行政サービスセンターに「海外進出」総合サービス窓口を設置し、企業に常態化したワンストップの海外進出支援サービスを提供します。
出典:上観新聞