「MADE IN SHANGHAI」が海外に向けて産業界の新たなトレンドを発信
世界経済の構造再編が急激に進む中、中国企業は「新たな航海者」として、国境を越え、戦略的グローバル展開を開始しています。「東方美谷」は上海産業パークの先進モデルとして、率先して海外市場への集団的進出を展開しています。
5月21日から25日にかけて、2025「MADE IN SHANGHAI」大阪限定イベントおよび「上海の夏」グローバルプロモーションシリーズ・大阪会場が、大阪・関西万博期間中に開催されました。今回のイベントは「SHANGHAI&OSAKA 新生活のシナリオ」をテーマに、「産業パークの海外進出」と「街区の海外進出」の特別展示ゾーンを設置し、「製造」から「スマート製造」への進化を体現するイノベーション実例を紹介し、衣・食・住・交通の日常領域からテクノロジーの美学に至るまで、すべての生活シナリオを網羅する革新的ソリューションを展示しました。

開幕式でプロジェクトを紹介している東方美谷企業グループ副総経理(写真提供・上海デザインウィーク)
このうち、上海東方美谷と上海市工業総合開発区が共同で主導し、地元消費ブランド複数社と連携して「海外進出マトリクス」を構築し、「産業パークの海外進出」ゾーンにおいて製品展示・技術交流・ビジネス商談を展開し、「上海製造」のイノベーションパワーを世界へ発信しています。今回のイベントは政府・プラットフォーム・企業が集団で国際舞台に打って出た実例であり、中国ブランドの海外進出が「単独戦」から「共創・共栄」へとパラダイム転換を遂げつつあることを如実に物語っています。

一般公開日期間中、地元市民がパークエリアで見学や体験を楽しむ様子(写真提供・上海デザインウィーク)
東方美谷は10年の発展を経て、ブランド価値が338億7800万元を突破し、資生堂やロレアルといったグローバル大手ブランドが相次いで参入を果たしています。2017年、東方美谷は中国唯一の「中国化粧品産業の都」の称号を獲得しました。上海ビューティ&ヘルス産業のシンボルである東方美谷は、化粧品関連企業数と売上高の両分野において上海市全体の40%以上を占め、いずれも市内首位の座を堅持しています。

「MADE IN SHANGHAI」大阪会場で、地元市民や海外からの来場者たちが産業パークの海外進出ブランドの展示ブースで見学している様子(写真提供・上海デザインウィーク)
ビューティ&ヘルス産業のフルエコシステム・サプライチェーン統合プラットフォームとして、東方美谷は一貫して集積効果を最大限に活用し、国内ブランドの力強い成長を支援してきました。東方美谷は「ブランドの海外進出」計画を軸に、日本・韓国・フランス・イタリアなどのファッション都市に東方美谷のブランド海外体験センターを設置し、中国製品の海外展開における「最後の1マイル」を確実にサポートしています。
今回の海外進出において、東方美谷は政策支援・産業チェーン最適化・越境サービスイノベーションを拠り所に、中国企業向けの効率的な海外進出ルートを構築するとともに、国内企業と海外企業の双方向誘致と協力交流の推進を加速しています。
出典:澎湃新聞