中国に期待、複数の外資系銀行が上海で中国国内融資リース会社と契約締結

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上海の眺め(写真・VCG)

4月16日、上海で開催された「第2回融資リース資産証券化質の高い発展大会」において、複数の外資系銀行と中国国内の融資リース企業の間で協力契約が締結されました。三井住友銀行、国際金融公社、みずほ銀行、東亜銀行などの外資系銀行機関は、中国市場の発展機会に期待を寄せ、融資リース分野への戦略的投資をさらに強化し、銀行とリース企業の国際的な連携を通じて融資コストの低減とサービスの柔軟性向上を図り、実体経済の質の高い発展を後押しします。

12の主要中国の銀行機関と12の重点リース会社の間でも集中契約が行われました。これらの中国の銀行は、既存の投融資に加えて、上海の融資リース企業向けに総額4600億元の投融資枠を新たに設定する予定です。

同会議で、中国国債融資リース企業イールドカーブが発表されました。同製品は、市場における債券投融資の直接的な価格参照指標の不足を補い、監督管理と市場へさらに貢献し、融資リース業界の債券市場における価格決定の効率、流動性、透明性を向上させます。

また、グリーンリース資産支持型証券である「中電投融・リース新源第9期グリーン資産支持特別計画(カーボンニュートラル)」も会議で発表されました。上海グリーン金融サービスプラットフォームは、上海が国際的グリーン金融ハブを建設する上での重要なインフラであり、グリーンプロジェクト認定、グリーン金融サービス、環境情報開示などを通じ、政府・銀行・企業間のグリーン情報の非対称を解消する役割を果たしています。同プラットフォームは、グリーンリース専用ページを開設し、条件を満たすプロジェクトを上海グリーンプロジェクトデータベースに登録します。これまでに82件のグリーン融資リースプロジェクトが登録され、総額約は110億元に及びます。

出典:上観新聞