3月25日、2025上海グローバル投資促進大会が上海タワーで開幕しました。数百人の企業家代表者、有名な投資機関、重点商会・協会が上海に集まり、上海の発展のチャンスを共有しました。

大会当日、会場は満席で、多くのゲストがインタビューを受ける際に「自信」の二文字を強調しました。「私たちはここに長年にわたり根を下ろしてきました。これは上海への自信であるだけでなく、中国への自信でもあります」と、世界的資産管理大手のフランクリン・テンプルトンの社長でCEOのジェニー・ジョンソン氏（Jenny Johnson）は述べました。

世界中の企業がチャンスを共有する舞台

世界的に有名な検査機関のDEKRA社の執行副社長、アジア太平洋地域社長のキリアン・アビレス（Kilian Aviles）氏はインタビューで、「グローバル投資促進大会は、私たちのような新たな投資チャンスを探している国際企業に、業界トレンドへの洞察と投資計画への知見を提供してくれました」と語りました。

「私たちは中国の多くの都市に投資していますが、本部を上海に置くことにしました。その理由としては、上海は巨大な国際ハブと交流センターです。これはとても素晴らしいハイライトです。また、私たちはここで巨大な産業ネットワークや活力あふれる企業を見つけました。上海は非常に競争力のある都市です」と、彼は述べました。

世界の外商投資の第一候補地の一つとして、上海はデータで「オープンな都市」の魅力を解釈しました。世界192カ国・地域の多国籍企業が上海に7万5000社以上の外資企業を設立し、全市のGDPの4分の1以上を貢献しました。多国籍企業の地域本部は計1016カ所となり、外資系研究開発センターは計591カ所で、いずれも全国1位となっています。

上海は外資が中国本部を設立する第一候補地であるだけでなく、国有企業、民間企業にとっても、イノベーションの沃土と産業集積の戦略的先進地です。

中国の空中モビリティ企業「御風未来」の創始者兼CEOの謝陵氏は、グローバル投資促進大会に参加するのは初めてだが、今年の大会では、政策発表などのイベントだけでなく、関連イベントとして企業円卓会議も何回も増設し、最前線で企業の声に耳を傾けていることは、民間企業に対する上海市政府の関心と支援を体現していると述べました。「座談会は実務的で、現場で問題を提起したら、すぐに対応し、専任者を指定して解決策を実施するため、効率が非常に高かったです」と、彼は述べました。

このイノベーションの沃土で、企業は発展のチャンスを得たとともに、都市と企業の共生共栄をも見届けています。データによると、上海の企業の総数は289万8700社に達し、総数と起業の密度はいずれも全国1位となっています。全国のビジネス環境ベンチマーク都市である上海は、サンプルの55%を占めており、世界銀行が発表した「ビジネス環境」報告書で、中国のランキングを2018年の78位から2020年の31位に引き上げるよう後押ししました。

企業が「信頼票」を投票：上海への投資を継続する

満席の会場は、大会自体の魅力をアピールしているだけでなく、上海のビジネス環境のソフトパワーも示しています。「継続的な投資」はすでに参加企業の共通認識となっています。

2025上海グローバル投資促進大会に参加した世界各国からの企業関係者。（撮影・鄭瑩瑩/中国新聞網）

「実際に、過去15年間、われわれの上海への投資は2桁のペースで成長してきました。同時に、中国への投資も倍増しています」と、キリアン・アビレス氏は述べました。

「今回の大会は非常に意義があり、外資企業に政府が外資をさらに奨励する決意と具体的な措置を見せました。私たちのような中国にいる外資企業の社員も、積極的にこの情報を本部に伝えます。これは本部が中国をよりよく理解し、中国に対してより多くの自信を持つ上で非常に役立ちます」と、フランスの化学工業大手のアルケマの張瀟雨中国地域CEOはインタビューで述べました。

ジェニー・ジョンソン氏は、「上海市はビジネス環境の整備を非常に重視していることに深く感銘を受けました。上海市は中国企業や外国企業をすべて歓迎し、すべての企業にフレンドリーなビジネス環境を提供するよう取り組んでいます」と述べました。

同氏はまた、「私たちはここに長年にわたり根を下ろしており、これは上海に対する自信だけでなく、中国に対する自信でもあります。私たちの業務は世界中で展開されており、世界中で投資機会を探しています。クライアントが投資機会を見つけるよう支援することが私たちの仕事です。私たちは上海で、世界中のクライアントが興味を持っている数え切れないイノベーションを目にしています」と、上海への投資を続ける自信を表明しました。

出典：澎湃新聞（The Paper）、中国新聞網