アウトメカニカ上海2024が開催 自動車産業の質の高い発展に原動力を注入

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アウトメカニカ上海2024(Automechanika Shanghai 2024)は12月2日-5日に国家会展センター(上海)で開催されました。4日間にわたる同展示会は、総展示面積が35万平方メートル、40の国と地域からの6763社が出展し、前回より20%増加しました。海外から17の国と地域の出展チームが参加し、期間中81回のイベントが開催され、出展社数と活動規模はいずれも史上最高記録を更新しました。

アウトメカニカ上海2024(Automechanika Shanghai 2024)は12月2日-5日に国家会展センター(上海)で開催された。(写真・アウトメカニカ上海)

今年、アウトメカニカ上海は20周年を迎えました。今回は「革新・変革・融合・持続可能な発展」をテーマに、産業発展に対する科学技術革新の影響に緊密に注目し、世界産業チェーンの豊かな資源を結集し、中国内外の参加者のために情報交換、産業普及、ビジネス・貿易サービス、産業教育を一体化した効率的なサービスプラットホームを構築し、自動車産業のグリーン・低炭素と持続可能な発展に助力することを目指しました。

2004年の初開催から今まで、同展示会は世界市場へ溶け込み、完全車の販売台数が世界一となり、部品輸出入規模が年々に増加するという中国自動車産業の急速な発展段階を見届けてきました。今日に至って、スマートコネクト・新エネルギー車技術が革新され、消費者の自動車利用シーンがますます多様化し、細分化されているため、自動車業界はブランド、技術、サプライチェーン、サービスなどの総合力を競う発展段階に入っています。

急成長している中国の自動車産業は現在、新エネルギー車の生産・販売台数が全世界の6割以上を占めています。この好調な勢いを受け、重要な国際交流のプラットフォームであるアウトメカニカ上海に、中国企業が技術革新における最新の成果を見学するために、多くの国際参加者が集まりました。関係者によると、今年は2000社以上は新エネルギー分野の関連製品を出展したといいます。

アウトメカニカ上海2024は、これまで出展者数が最も多い展示会となり、新たなマイルストーンを打ち立てました。これは業界関係者にグローバルな協力の絶好のチヤンスを提供しました。国際的な一流ブランドが数々参加し、さまざまなイノベーション成果をアピールしました。中国国内の出展チームも異彩を放ち、世界の業界関係者に中国の各自動車産業拠点の科学技術・イノベーション成果と技術の精髄を展示しました。

今回は、215の世界の専門的なバイヤー団が来ました。そのうち、146は中国からの代表団です。一方、69の海外の見学団は50以上の国と地域からのバイヤーで構成されました。そして、アルバニア、カザフスタン、オランダ、キプロス、ウズベキスタン、スペインおよびヨルダンなどの国からの見学団は今回は初めて参加しました。

展示会期間中に81回のイベントが開催され、400人以上の業界の専門家とキーオピオニオンリーダーが招待され、講演を行いました。その議題は完成車、部品、メンテナンス、ICV、新エネルギー車及びタイヤなどの自動車分野に及んで、将来の発展青写真について意見を共有し、参加者に踏み込んで全面的な業界の洞察を提供し、交流のプラットホームを作りました。その中、特に注目に値するのはアウトメカニカ上海2024自動車産業国際発展会議です。同会議は多次元、他視点から自動車産業の国際化、デジタル化及び持続可能のトレンド、潜在的チャンスとチャレンジを分析し、自動車産業のグローバリゼーションの戦略的配置と展望を深く掘り下げました。

今回の展示会の開催は、自動車産業のためにイノベーションの成果を展示し、最先端技術を交流し、将来のトレンドを話し合う国際的なプラットホームを提供しただけでなく、世界自動車産業のグリーン・低炭素へのモデル転換、持続可能な発展および人材育成などにおいても、積極的かつ重要な役割を果たしており、自動車産業の発展のプロセスの中で重要なマイルストーンとなり、未来の自動車産業のイノベーションと発展に強い原動力と無限大の可能をももたらしました。

出典:中国日報網