67か国の留学生425人が上海に集い、ビジネス知恵で勝負を
第2回留学生向け国際ビジネス意思決定シミュレーション大会並びにラッシュアワー国際大会決勝戦が11月12日から13日まで、上海財経大学で開催されました。全国32の大学から117チーム、425 人の選手が参加し、参加者の国籍は67か国に及んでいます。そのうち、予選を勝ち抜いた23大学からの30チームが決勝戦に進出し、江南大学の「江南スパイス商隊」が全国優勝を果たしました。
第2回留学生向け国際ビジネス意思決定シミュレーション大会並びにラッシュアワー国際大会決勝戦が11月12日-13日、上海財経大学で開催されました。(写真・上海財経大学)
決勝戦の開会式は11月12日午前、上海財経大学起業センターで開催され、シミュレーション大会は12日に集中的に行われました。選手者たちは、互いに協力し、探究を続け、学んだ知識を柔軟に活かしながら意思決定をし、創造性とビジネス知恵を存分に発揮しました。13日にはチーム紹介とストラテジープレゼンテーションが行われました。ウォートンビジネススクール、Atomicベンチャーキャピタル、フィンランドのCESIM、灝悦程教育、旭派動力からの審査員は、選手たちの素晴らしいパフォーマンスについてコメントしました。
ラッシュアワー国際大会は2023年に初めて中国にいる留学生向けに開催されました。今年は、参加チーム数と参加者数が第1回に比べて2倍となり、対象大学もさらに広がり、その影響力は拡大し続けています。復旦大学で金融を専攻する陳澤禧さん(マレーシア出身)は、「昨年、わが校からの留学生がコンテストに参加しました。大会に参加してたくさんことを得たと話し、いつも参加するように勧めてくれました。今年の大会に実際に参加してみて、自分自身を磨く良い機会であると感じています。教室で学んだ理論を実践することができるだけでなく、学校を超えた学術交流を行う機会でもあります。このような機会を与えてくださった主催者の皆様に感謝を申し上げます」と話しました。
(写真・上海財経大学)
今年の大会は、参加者が大学や分野を超えてチームを結成することを推奨し、実践的な教育を重視し、産業と教育、科学と教育の統合を促進し、教育チェーン、人材チェーン、産業チェーン、イノベーションチェーンの有機的統合を後押しながら、特にビジネス意思決定における国際的な視野に重点を置いています。Atomicベンチャーキャピタル、旭派動力、3onedataaなどの業界代表も参加し、学校教育とビジネスシミュレーション、産業開発をよりよく統合させ、人材育成の効率向上を効果的に促進しました。
現在、人工知能がリードする新たな科学技術革命と産業変革が加速して進んでおり、デジタルインテリジェント技術は、経済社会発展のさまざまな分野と高等教育発展プロセス全体に継続的に組み込まれています。デジタルインテリジェト時代の金融経済は、新しいロジック、新しいパラダイム、新しいルールを提示し、金融経済知識イノベーションの道もシナリオ駆動型に変わりつつあります。今回の大会は、デジタルテクノロジープラットフォームをキャリアとして、オンラインおよびオフラインのインタラクションを通じて実際の国際的なビジネス意思決定シナリオをシミュレートし、理論と実践を組み合わせ、留学生たちのビジネス意思決定能力と国際分析能力を向上させました。
上海財経大学で国際ビジネス修士英語課程に在学している百輪さん(ロシア出身)は「人工知能技術の発展に伴い、学校もそのトレンドに追いつき、関連するコンテンツをコースに追加してきました。従来の企業経営や国際貿易実務などに加え、ビッグデータや人工知能なども学ぶことができます。これは就職に有利になります。今回の大会で使ったCesimシミュレーションプラットフォームは、デジタルインテリジェンス技術に基づいているもので、このプラットホームを通じて、模擬的な市場競争環境で企業発展における問題を解決してみて、デジタル分析能力と将来の戦略的リーダーシップをさらに強化することができます」と表明しました。
本大会の多元的な雰囲気は、さまざまな国、さまざまな学校、さまざまな専門的背景を持つ留学生に学術的および文化的交流のための優れたプラットフォームを提供し、留学生の質の高い教育の発展をさらに促進しました。
情報源:上海財経済大学