「2024上海ESG発展レポート」発表
上海の黄浦区において、「グローバルESGの協力・発展・ウィンウィンの推進」をテーマに、2024年第4回ESGグローバルリーダーズ会議が開幕しました。会議では「持続可能な発展の実践——2024上海ESG発展レポート」が発表されました。これは、中国初の地方ESG発展に関する体系的なレポートです。
(写真・VCG)
レポートは上海のESG発展の現状を体系的に反映し、ESG分野における各参加者の革新的な実践と直面する課題をまとめ、今後のESGの方向性と戦略を論じ、中国と世界の持続可能な発展のために「上海のノウハウ」と「上海のソリューション」を提供しています。
グローバルな気候問題や社会的責任に対する要求が厳しさを増す中で、企業が経済的利益を追求しながら、環境・社会・ガバナンス(ESG)の調和の取れた発展をいかに推進するかは、国際社会にとって核心的な関心事となっています。中国経済のリーダーとして、また、国際金融システムの重要なハブとして、上海のESG分野における革新的な実践は、中国国内の発展トレンドをリードするだけではなく、世界のESGの枠組みの中でも重要な位置を占めています。レポートは、上海が中国の「デュアルカーボン」戦略に積極的に応じ、その国際経済と金融センターとしての立場に沿って、一連の先見的かつ革新的なESG政策と行動計画を策定したとしています。上海はESG情報開示、インデックス作成、機関誘致などの分野で顕著な進展を遂げ、中国におけるESG発展のベンチマークとなっています。
レポートは、上海のESGエコシステムにおける各参加者の役割を詳細に分析し、上海は、ESG経営活動の内部化・ESG情報開示の標準化・ESG評価体系のシステム化・ESG価値実現の具体化、という「4つの~化」建設を実現するために取り組むべきであると指摘しています。これは上海の持続可能な発展の鍵であるのみならず、世界のESGの進展を促進する重要な方向性でもあります。
情報源:上観新聞(Shanghai Observer)